もう、いいや

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私が目を覚ましてからしばらくがたって


今日は圭人にぃと勉強



圭人｢ここでこれを使って…｣

千尋｢あ、こういう事？｣

圭人｢そうそう！千尋英語凄いね｣

千尋｢やること無さすぎてずっと勉強してたから一応はわかるよ｣

圭人｢まぁ、大学レベルのやつだからね｣



勉強は楽しい



知らないことなんでも知れる



それに圭人にぃは教えるのが凄く上手い



千尋｢圭人にぃって院内学級の先生だよね｣

圭人｢そうだよ…あ！｣

千尋｢ど、どうしたの？｣

圭人｢千尋も教えにおいでよ！千尋なら子どもたちも懐くと思うし教え方上手そうだし！｣

千尋｢え、まぁ、いいよ｣

圭人｢やった！じゃあ、早速教室に行こうか｣



私、聡ちゃんとかマリちゃんぐらいにしか教えてないんだけど…


まぁ、あの2人は天然で子どもぽかったから大丈夫だよね？




圭人にぃが車椅子を押してくれて可愛く装飾された部屋にやってきた



圭人｢はーいみんな始めるよー！｣

『圭人先生だ！！』

圭人｢今日は新しい先生を連れてきたからね｣

千尋｢薮千尋です

教えるのは初めてだからわからないことがあったらなんでも聞いてください｣

『あれ？圭人先生と上のお名前が一緒だ』

圭人｢千尋先生は僕の妹だよ｣




院内学級の子たちはみんな素直で真剣にしてくれる



楽しい




意外とこういうのもいいものだと思う




圭人｢じゃあ、今日はここまで！ありがとうございました｣

『ありがとうございました！』



子どもたちは廊下で待っていた看護師さんに連れられて帰って行った



圭人｢さて、僕たちも帰ろっか｣




このときまたあの人に会うとは思ってもいなかった

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