もう、いいや

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はぁ…


今日も長い1日が終わった



今日は悪いことばかり




いつも以上に働かされるし殴られるしおまけにお姉ちゃんに呼び出されて




その後はいつも通り殴られた




傷なんて手当も出来なくて増えるだけ



日に当たっていない私の肌は白いところが無いほどになっていた




今日は一段と寒い




こんな夜は風磨のことを思い出したくなくても思い出してしまう




風磨はまだ？



早く来てよ




もしかして私のこと忘れちゃった？




思えば溢れだしてしまう





気づけば涙が出ていた




千尋｢あ、あれ…？……ｳｯ…風磨…｣



ｺﾝｺﾝ




なに？




だれ？




和室の締め切った窓が叩かれて





怖いのに





怖いのに開けてしまった




千尋｢………っ！風磨！｣

風磨｢千尋…！ごめん、遅くなって｣

千尋｢遅すぎ…どんだけ待ったと思ってんのよ…｣



私が飛びつくとぎゅっと抱きしめてくれる暖かい私の大好きな腕



風磨｢今すぐここから出よう｣

千尋｢うん…！｣

涼介｢はーいそこまでー！｣

侑李｢俺たちの妹になにしちゃってんの？｣

風磨｢お前らこそなに千尋閉じ込めちゃってんの？｣

涼介｢別に閉じ込めてないよ。千尋には家事のこと教えてるだけ｣

風磨｢教えてるだけならこんな痣だらけにならねーよな｣

侑李｢それは千尋がドジだからね…ほら、君は帰った帰った｣

風磨｢帰りません。千尋を連れて帰るから話は別ですけど｣

涼介｢そんなわけないじゃん。君も痛いことされたい？｣

千尋｢風磨…帰って…｣

風磨｢千尋…｣

千尋｢帰ってよ…！早く！｣


私は風磨を押し出して窓をピシャっと閉めた

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