私のお父さんは敵【ヒロアカ】 (ページ9)

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貴方side

次の日

『おはよう…』

死柄木「眠そうだな」

『パパ…は…？』

黒霧「オール……あの方はしばらくここに来ませんよ」

死柄木「言ってよかったのか」

黒霧「正直に言うべきです」

ここに来ない？

もう会えないってこと？

あぁ、楽しかったのは昨日だけってことなの？

パパが居ないのは慣れてる

だいじょうぶ。

『そっか。仕事なんだよね？それじゃあ、仕方ないね！しばらくってことは…全く帰ってこないんだね…寂しいけど、とむにぃと、クロがいるからへーき！』

死柄木「そーかよ」

黒霧「それは嬉しいですね」

嬉しいか！ならよかった！

死柄木「お前、今日個性奪いに行くぞ」

奪いに？

それって増えるってこと！？

『ほんとに！？とむにぃ！』

死柄木「あぁ。」

黒霧「まだ幼いですが…だいじょ…」

死柄木「うるせぇ、こいつはもう既に何個か持ってんだろ。奪ったことあるってことだ」

やったやった！

個性が増えるんだ！！

嬉しいな！

『誰の？どんな個性？私が持ってない個性？』

死柄木「お前ほんとにヴィラン向きだな」

ヴィラン？

ヒーロー？

『パパが、ヒーローは悪いやつって言ってた』

黒霧「！」死柄木「！…へぇ…」

『悪が正義なんだって！悪いことをしてるのはヴィランだけど、それには理由があるんだってさ！！なのにヒーローはそれを聞いてくれないの…自分の理想を押し付ける？からヒーローは悪いやつだって！』

死柄木「よくわかってるじゃん…」

『私ヒーロー嫌い！』

黒霧「お父様が…そんなことを…」

パパが言ってたもん！

ママはヒーローいい人って言ってたけど

嘘つきだもん

死柄木「とりあえず朝ごはん食べたら行くぞ」

『はぁーい！』