私のお父さんは敵【ヒロアカ】 (ページ2)

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オールフォーワンside

モブ1「ねぇ知ってる？あそこの家って母親も父親も死んだらしいよ」

モブ2「えっ！子供いたよね？その子供は？」

モブ1「さぁ？生きてるんじゃない？今もよくその家に警察くるじゃん」

興味はなかった

モブ2「かわいそ〜まぁ、うちら関係ないよね笑笑」

ただ、個性があるなら

使えるなら

奪おうと思ってた

「ここかな？」

(ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

チャイムを押すが声は聞こえない

「…ヴィランがチャイムを押してどうする…」

普通にはいることに決めたオールフォーワン

(ｶﾞﾁｬ

「子供はいるのかな…？」

『…パパ…？』

「え？」

『パパ！！』

その家にいた子供は自分をパパ！と言い

抱きついてくる

「(僕はパパでは無い。結婚もましてや相手もいない)」

子供の勘違いだと思うが…

何となくほっとけなかった

母親と父親が死んだことも知らされてないのか？と思い聞いた

「母親と父親は？」

『？ママは死んだよ。パパは私の目の前にいるよ？』

父親は死んでいるが子供はわかっていない。

母親は死んだとわかっているようだ

『ママはね、私が殺しちゃったの』

オールフォーワンは驚いた

こんな子供が自分の母親を殺したことに。

個性の発現か？

「どうやって殺したんだい？」

『1年前にパパはママと離婚？したでしょ？離婚した理由がね、私の個性なんだってさ！それで離婚した次の日にママが私を殺して…って言い出して私が殺してあげたの』

「…個性はなにかな？」

殺すつもりだが、個性を聞かないと奪った後に使えない

だから聞いてみるが

「パパの個性は…えっと…生殺与奪…でしょ？ママは花吹雪だよ？私は与奪！覚えてないの？ママはね、パパのこと好きで結婚したんだって！でも結婚した後にパパの個性を知ってそれでも好きだったんだけど私が生まれてパパの個性を引き継いだから…」

オールフォーワンはなんとなく理解した

それ以前に驚いたのだ

自分と同じ個性

自分と似ている父親

似ている父親と似ている個性

偶然じゃないと思った

だから連れ出してやろうと思った

「…パパと一緒に暮らそう？」