ごめんは聞きたくない【約ネバ】 (ページ10)

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ありがとうページ10

『じゃあね！みんな！』

ノーマン「元気でね。」

ママ「エマ、レイは？」

エマ「見送りしたくないって」

レイ「何も出来ないんだ…ちくしょう…」

エマ？何考えてるの？

何？なにかする。

『ノーマン！』

エマ「ノーマン！！！…ママの目を引きつけるお願い逃げて」

私は間一髪避けた。

でもノーマンの方に！

ノーマン「っ！！！！」

(ﾋﾞﾀﾝ!!!

ノーマン「バカ！無鉄砲にも程があるぞ！」

『何してるの！？』

エマ「うるさい！！行かせない！！」

小さい子いるのに！！

『やめてよ…』

ノーマン「ただ、笑って見送って欲しい…僕らの気持ちを汲んで…」

エマ「イヤ！その気持ちだけは！！尊重出来ない！！本当は嫌なら尚更だ！」

エマ…

怖いくらい真っ直ぐで

家族思いで

私には似合わない。なれない。

私は

家族になれない

『ありがとう』

エマ「え？」

ママ「時間よ」

ノーマン「うん。」

ごめん。エマ。

ごめん。レイ。

ノーマン「じゃあ頼んだよ。」

『レイ…』

レイ「……」

「エマ、ありがとう」
「うん。」
「騙してごめん」
「うん。」
「怪我増やさないでね」
「うん…」
「無茶もダメだよ」
「うん…」
「あとを…頼む」
「うん…」

「大丈夫。絶対諦めないでね」

「うん……」

『行こう。ノーマン。みんな！バイバイ！』

「ばいばーい！！」

エマ「……」