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勇んで電話を掛けたものの、携帯を持つ手は震えるし、心臓もばくばくうるさい。
電話が繋がった音で身体が跳ねて思わず落とした携帯を慌てて手に取って耳に当てたのに、聞こえてきたのは無機質な声で。
“ただいま、電話に出ることが出来ません…”
続く声を聞くのが嫌で電話を切る。
電話は繋がらんかったのに、さっきの余韻で心臓はまだドキドキしてて身体中が熱い。
…やっぱり、出てくれへんのかな。
そもそも、会社を辞めたすばるくんが今どこで何をしてるのかも分からへん。
電話が繋がって、会いたいと言ったところで、すばるくんを困らせるだけなんちゃうやろうか…
“大倉”
不意に俺を呼ぶ亮ちゃんの声を思い出して、慌てて頭を振る。
そうや。亮ちゃんが押してくれた背中やろ。
落ち込みかけた自分の心を奮い立たせて、履歴の1番上にあるすばるくんの名前をタップする。
会いたい。どうしても。
会って聞きたいこと、たくさんある。
このままさよならなんて認めたくない。
ずっと、辛くて、苦しくて、もどかしかった。
何回も、こんな関係は嫌やと思った。
それでも止められなかったんは。
それでも幸せやと思えてたんは。
｢……………大倉？｣
すばるくんやったからやと思うから。
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神流(プロフ) - 優花さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けると本当に嬉しいですヽ(；▽；)ノまだまだ出始めの不束者ですがご愛読頂けると光栄です。新作を書き始めたところなので、そちらも是非チェックしてみてください(^^) (2018年4月30日 18時) (
レス) id: 88d8a22e68 (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 完結おめでとうございます。神流さんのすばくら大好きです！次回作も楽しみにしています。 (2018年4月28日 8時) (レス) id: fc2a36b4f9 (このIDを非表示/違反報告)
神流(プロフ) - ジーナさんにご指摘頂くまで気付くことが出来ず、申し訳ありません。ご指摘頂きありがとうございます。続編については少し考えさせていただくことにします。 (2018年4月27日 0時) (レス) id: 88d8a22e68 (このIDを非表示/違反報告)
神流(プロフ) - ですが、今回はあくまでセッションでの3人を見て連想した話なので、完全に影響を受けていないとは言えないかも知れませんが、私の連想を文字にした形です…。登場人物や相関図が被ってしまっているのは気付いており、本来ならどこかで説明するべきでした。 (2018年4月27日 0時) (レス) id: 88d8a22e68 (このIDを非表示/違反報告)
神流(プロフ) - ジーナさん» はじめまして。ジーナさんが仰ったぴぃすさんは、私が名前を出すことすら烏滸がましいくらい尊敬している作者さんです。もちろん作品も読ませて頂いておりますし、私の作品の設定が似てると思われるのも納得できます。 (2018年4月27日 0時) (レス) id: 88d8a22e68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神流 | 作成日時：2018年4月5日 19時
