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｢大倉、大丈夫、大丈夫やから｣
亮ちゃんが、しゃがみ込んだ俺を正面から抱き締めて、背中を摩ってくれる。
｢……っ、……ひっ……｣
息が苦しくて、酸素がうまく吸えない。終いにはどこから出てるのか、変な声が出て、余計にパニックになる。
｢大倉、大丈夫やから、1回落ち着いて、少しの間でいいから息止めて。せーの…｣
情けなくも俺は亮ちゃんの首元に縋り付きながら、亮ちゃんの指示に従う。
｢…ん、次吸って……吐いて……吸って…｣
背中を摩りながら優しく掛けられる亮ちゃんの言葉誘導されて、なんとか呼吸が落ち着く。
｢もう大丈夫か？｣
｢ん………ごめん、亮ちゃん…｣
硬直してた身体が弛緩して、亮ちゃんの首元に巻き付けてた腕をゆっくり解く。
落ち着いて周りを見たら、自分の状況に気付く。
｢あ、店……｣
よくよく考えれば今は営業時間内で、そんな時に俺はなにやってんの。
｢それは大丈夫。今日店入る前に俺が勝手に看板の電気消した。……ごめん｣
｢え、……あ、そうなんや…｣
｢聞きたいことあったし、あの人…渋谷さん、来たら困るなって思ってたから｣
｢でもごめんな、大倉のこと泣かせようと思ってたわけちゃうねんで｣
“渋谷さん”って言葉に一瞬心臓がギュッと握られたみたいに痛くなったけど、しゅんと落ち込む亮ちゃん見てたらなんとか泣かずに済む。
｢…亮ちゃんは、どうやって、その……す、すばるくんと俺のこと知ったん…？｣
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神流(プロフ) - 優花さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けると本当に嬉しいですヽ(；▽；)ノまだまだ出始めの不束者ですがご愛読頂けると光栄です。新作を書き始めたところなので、そちらも是非チェックしてみてください(^^) (2018年4月30日 18時) (
レス) id: 88d8a22e68 (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 完結おめでとうございます。神流さんのすばくら大好きです！次回作も楽しみにしています。 (2018年4月28日 8時) (レス) id: fc2a36b4f9 (このIDを非表示/違反報告)
神流(プロフ) - ジーナさんにご指摘頂くまで気付くことが出来ず、申し訳ありません。ご指摘頂きありがとうございます。続編については少し考えさせていただくことにします。 (2018年4月27日 0時) (レス) id: 88d8a22e68 (このIDを非表示/違反報告)
神流(プロフ) - ですが、今回はあくまでセッションでの3人を見て連想した話なので、完全に影響を受けていないとは言えないかも知れませんが、私の連想を文字にした形です…。登場人物や相関図が被ってしまっているのは気付いており、本来ならどこかで説明するべきでした。 (2018年4月27日 0時) (レス) id: 88d8a22e68 (このIDを非表示/違反報告)
神流(プロフ) - ジーナさん» はじめまして。ジーナさんが仰ったぴぃすさんは、私が名前を出すことすら烏滸がましいくらい尊敬している作者さんです。もちろん作品も読ませて頂いておりますし、私の作品の設定が似てると思われるのも納得できます。 (2018年4月27日 0時) (レス) id: 88d8a22e68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神流 | 作成日時：2018年4月5日 19時
