嘘/の/す/ゝ/め/【歌い手】

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その日の夜。3人が、まーしぃの入院の原因であるストレスの事の発端が私とアンチだということをツイートした。


実際、その通りなのだろうけど。


確かに、やっぱり私があの時に余計な事を言っていなければ。なんなら行かないで、後から来るセンラにでも任せておけば、こうはならなかっただろう。


すぐにSNSで私は炎上。全crewと元からの私のアンチ、歌い手界隈のアンチの矛先が、全て私に向けられた。


今回はまーしぃのアンチよりも私が悪者。

アンチは前からずっと、他の歌い手にもいるものだ。いないなんてあり得ない。
だから、私の言葉が無ければ、仲間に弱音を吐いて、泣いて、少しでも楽になれたはず。というのが皆の意見。



ごもっとも過ぎて何も言えない。元から言い返す気も毛頭無いけれど。


ちなみにこれまでの歌ってみた動画には溢れかえるアンチコメ。コラボ動画には、私へのアンチとコラボ相手を慰めるようなコメント。


例えば坂田とのコラボ動画なら“さかたん可哀想”
“こんな最低な奴だと思わなかった”とか。


私以外のチャンネルで投稿しているコラボ動画は1つ残らず削除された。

自分のリスナーからも、歌い手仲間からも、ブロックされて、連絡を絶たれた。ただ一人まーしぃを除いては。


もういっそのこと私からブロックしようかとも考えたけれど、スマホを使えるようになったらまーしぃの方からしてくるだろうと考え、やめた。


仕事は辞める。だって同じ職場に坂田が居るから。もう顔も見たくなかった。声も聞きたくなかった。もう一人で良い。私はSNSから姿を消した。


いくらアンチされようが、私には辛くない。自分にとって大切な人が傷つけられるより、私が精一杯抗って耐えた方が楽に決まってる。


私の炎上によってまーしぃの炎上のアンチは全て私に流れた。これで代わりにまーしぃが楽になるなら安いものなのではないか。



でも、歌い手仲間の皆の事、私はかなり信じてたのに。それも私だけだったのだと痛感し、胸が痛む。




さて、これから私はどうしようか。


家から一歩も出ずに過ごしていた私のスマホを振動させたのは1件のLINE通知。

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