Story73 ページ32
私とうにちゃんが中3に上がる時津美紀は呪われた
正体不明、出自不明全国に同じような被呪者がいるらしい
何も分からないということだけが分かって津美紀は寝たきりになった
津美紀が寝たきりになった時のうにちゃんの顔は私は絶対忘れない
うにちゃんの家の事情はある程度知ってる
父親の蒸発資金の為に禪院家に売られそうな所を悟先生に助けられたそう
更にうにちゃんが将来呪術師として働くことを担保に高専からの金銭的援助を通した
そのお金でうにちゃんと津美紀は2人で暮せていたそう
私は元々高専に行く気は無かった
何処かその辺の高校に行く気だった
でもうにちゃんが寝たきりの津美紀を守る為に呪術師になるなら私は影ながら支えよう
そう思った。
例へそれがうにちゃんに望まれなかったとしてもね
この姉弟には幸せになってほしいから。
A「津美紀…最近ねうにちゃん笑う回数が段々増えてきたんだよ？早く津美紀にも見てほしいな
大丈夫……きっと八十八橋の呪いが片付いたら津美紀も目を覚ますよ……ん？」
待って八十八橋の呪いはどうして今になってマーキングした人達の呪殺を始めたの？
一人目の呪殺は６月
６月
６月
確か虎杖君の受肉も
A「６月……マジか」
まだ残っている宿儺の指を八十八橋の呪霊が取り込んでいたとしたら？
A「これは共振……」
指を取り込んでいた呪霊の中で力を抑えていた宿儺の指が
6月の虎杖君の受肉をきっかけに呪力を開放したんだ
だから今になって呪殺を始めたのか
となると津美紀が寝たきりになったのは虎杖君の受肉前だから
寝たきりになった理由と八十八橋の件は関係ないのか
もっと他にあると考えるのが妥当かな
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2024年1月18日 0時
