Story70 ページ29
藤沼「肝試しに行ったのは部活の先輩2人
あっそうだ伏黒君あの時津美紀さんも一緒にいたよ」
A「!?」
虎杖君も野薔薇も目を大きくしていた
でもうにちゃんとは眉一つ動かさず
恵「そうかじゃあ津美紀にも聞いてみるわ」
新田「じゃあ私はこの2人を家まで送り届けるんでレポートの続きお願いするっす」
馬鹿A「やっぱり何かあるんすか?」
新田「2人乗りで帰らすわけにはいかんでしょ!」
新田ちゃんに連れられ藤ちゃん達は家へと帰った
悠仁「伏黒!!伏黒!!」
うにちゃんの顔は真っ青になっていた
藤ちゃん達の前では無理していたんだろう
悠仁「伏黒!!しっかりしろ!!まずは安否確認だろ!?」
恵「う……大丈夫だ悪い少し外す」
A「うにちゃん……」
そこからはうにちゃんは伊地知さんに電話している
無論私達は盗み聞き
伊地知「事情は分かりました津美紀さんの護衛ですねですが
今手の空いているのが2級術式の方だけで」
恵「2級……」
伊地知「被呪者の数がこちらの想定よりずっと多いとなると呪いの等級も見直さねばなりません
恐らく虎杖君の成長を加味した上で割り振られた任務
そこから更に危険度が上がるとなると2級術師の手には余るかと皆さんも同様危険です個人的には撤退を薦めます
茂木さんなら何とかなるかもしれませんが
せめて3人だけでも撤退してください」
恵は電話を切った
A「うにちゃん話は聴いたよ」
恵「Aッ…」
A「私が津美紀の護衛に行くよ」
恵「!?」
A「だからうにちゃん達は八十八橋の呪いをなんとかして」
恵「呪霊が外から襲ってくるタイプじゃなくて
マーキングした人間の内側から術式が発動するタイプなら
いくら強いお前でもどうしようもない」
A「そんなことないよみかぜを使えばなんとかなるよ」
恵「みかぜは駄目だ……!!」
A「それにもし内側から発動するタイプなら
今すぐ祓うしかないでしょ?」
恵「………」
A「私は津美紀の為ならみかぜを使うよ
それにもう少し私達を頼ってもいいと思うよ」
野薔薇「Aの言う通りね」
恵「ハァ……」
悠仁「別になんでも話せとは言わねぇけどさ
せめて頼れよ友達だろ?」
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作者名:鈴カステラ | 作成日時:2024年1月18日 0時