Story69 ページ28
馬鹿A「姉ちゃんに伏黒さんとAさんの話をしたんですけど」
藤沼「あの森下さんって近くでお葬式やってて
その人と八十八橋のこと調べてるってこの子に聞いたから何か関係あるのかなって」
新田ちゃんはバレぬよう静かに首を横に振った
言うなという合図だろう
A「関係って？」
藤沼「だから森下さんが亡くなったことと橋が……」
恵「関係ない俺達はただ……」
藤沼「私行ってるの中2の時夜の八十八橋に……！」
野薔薇「げっ」
A「最近何か変わったことはない？
家族の中で自分だけが感じる違和感とか些細なことでもいいんだけど」
藤沼「私の家地方のアンテナショップやってるんだけど私が帰る時だけお店の自動ドアが開きっぱなしなの
お父さんもお母さんもたまたまだって言うんだけど絶対何かいるの……怖くて
そんな時伏黒君とAちゃんの話を聞いて…八十八橋のこと思い出して……」
藤ちゃんの状態は被害者4人の状態と同じだ
このままだと藤ちゃんは……
新田「自動ドアの話はいつからっすか？」
藤沼「ちょうど1週間くらい前から1日置きくらい」
被害者4人とも異常発覚から亡くなるまで2週間は空いてるまだ少し余裕はある急がないと
野薔薇「当日八十八橋に一人で行ったわけじゃないわよね？
誰と行ったか覚えてる？」
藤沼「あのやっぱり何か関係が……？」
新田「自動ドアとはね！でも森下さんが亡くなったのには関係ないっすよ！
私の大学のレポートを伏黒君達に手伝ってもらってるんす！
『心霊スポットにおける電磁波と電化製品への影響』についてっす！ゲロダルいっす！！」
A「でもいろんな人の話を聞きたいから一緒に行った人教えてほしいな」
嘘つくからには絶対に助ける
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2024年1月18日 0時
