Story53 ページ12
「そのなまくらでは私は斬れませんよ」
呪霊の背後には刀を振るう真希先輩の姿
真希「っち！！」
先輩の振るった刀は砕かれ枝の攻撃により首をしめられた
A「真希先輩！！」
恵「渾……！」
渾は顕現するが攻撃をする前に消えてしまった
うにちゃんの術式が解けたんだ
それほどうにちゃんは限界を迎えてるってこと
急がないと
「もう呪術は使わない方がいい
貴方に打ち込んだ芽は呪力が大好物
術を使うほど体の奥深くへと根を伸ばす」
恵「ご親切にどうせ殺すつもりだろ」
「説明した方が効くのが早いらしい」
A「術式の開示……随分と小癪な真似をしますね真希先輩を返してもらいますよ」
できればあれは使いたくなかったんだけどな
A「永遠鬼門黄……」
真希「Aッ！やめろそいつを出すな」
A「先輩……？」
先輩はニヤリと笑って
真希「選手交代だ」
それから降ってきて先輩を助けたのは虎杖君と東堂先輩だった
そして一目で分かった虎杖君のレベルが上がったことに
A「………」
恵「やめろ虎杖！！そいつはオレタチでどうこう……ケホッケホッ」
A「うにちゃん！？もう戦っちゃ駄目だよ
無茶し過ぎ」
東堂「パンダ」
パンダ「はいよ」
東堂「2人を連れて帳を出ろ
西宮いわくこの帳は対五条悟用で俺達は問題なく出入りできる
そして茂木五条さんから伝言だ電話しろとな」
A「分かりました」
恵「待ていくらあんたでも……」
悠仁「伏黒大丈夫」
恵「あ……」
A「今の虎杖君ならきっと大丈夫だね」
東堂「気付いたようだな羽化を始めた者に何人も触れることは許されない
虎杖は今そういう状態だ」
A「虎杖君は貴方と相性がいいみたいですね」
東堂「そうだ俺らさ運命の紅い糸で呼び合う…！」
A「そういうの今いいです」
東堂「ガーン」
A「パンダ先輩…うにちゃんと真希先輩お願いします」
パンダ「お前も無理すんなよ？」
A「……無論です」
恵「A…虎杖…死んだら殺す」
A「アハハッ！」
悠仁・A「そんじゃ死ぬわけには行かねぇな」
パンダ「ほーら行きますよパンダーシュー！！」
うにちゃんと真希先輩はパンダ先輩に抱えられ硝子さんの所へ
A「あとはお願いしますね」
東堂・悠仁「おう！」
私は行く前に東堂先輩に一つアドバイスをした
A「眼の枝が格段に脆いと」
そして私は伝言通り悟先生に電話をかけた
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2024年1月18日 0時
