武器を取る1 ページ5
ハク「姫さんアンタに人が殺せるのか？」
ヨナ「！？」
ハク「撃退と言っても都合良く敵が逃げる訳じゃない殺す…もしくは再起不能にするアンタに出来るか？」
A「私は…武器を取り人を殺しその罪悪感から命を立った者を知っています
姫様にはそうなって欲しくありません」
ヨナ「北山で追い詰められたあの時も…私剣を持ってたのに全然使えなかった…
敵わなくても殺せなくても自分やハクやAが逃げれる隙を作れるくらいにはやりたい…」
ハク「護身用の剣術…」
A「……………」
ヨナ「教えてれる？」
二人「分かりました」
ハクが担いでいた弓を渡す
ヨナ「弓？」
ハク「俺とAが前線で戦う姫さんは身を隠して敵を狙う」
ヨナ「はい、…ねぇ剣も頂戴」
ハク「今は弓しか教えません」
ヨナ「……………」
A「それなら剣は私が教えますよ」
ヨナ「ホントに！？」
ハク「A……」
A「大丈夫ですよハク私が教えるからには姫様は必ず強くなりますから」
ハク「姫さん…イル陛下は決して姫に武器を触らせ無かった…俺達は今陛下の命に背きます…
何故陛下が武器を嫌ったのか良く考えて見て下さい」
ユン「でもさ？旅しながら弓と剣の訓練ってどうすんの？」
ハク「本来なら弓は1日200本くらい射させるんだけどな…」
ヨナ「200！？」
A「剣術なら…シンプルに素振り…とか…私と手合わせとかですかね…」
ユン「Aと手合わせしたらヨナ死んじゃうでしょ！？」
A「いやいや流石に手加減しますよ？」
ハク「手加減出来ねえだろ」
A「それは貴方にだけですよ」
ハク「良いだろう…今度ガチのやり合おうじゃねぇか…」
A「えぇ…いいですよ…私には勝てないだろうけど…とりあえず弓の練習をしましょうか
鳥や兎を弓で採って見ましょうか」
ユン「いいね！それ賛成！採ったら夕食に困らないしよろしくお姫様♪」
ヨナ「えっ！」
緊張したヨナである
1時間後ー
ヨナ「ハク・A当たらないどうすればいいの？」
ハク「ん？」
ハクが鳥を射ち落とす
ハク「こんな感じ」
ヨナ「それどうやったの？」
ハク「狙う」
ヨナ「分からない」
ハク「何が？」
天才は出来ない人の気持が分からない
ヨナ「ハクは先生になれないわねA教えて！？」
A「ハクさんはやっぱりセンスないですね〜」
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月26日 21時
