身投げ！？ ページ32
ユン「キジャ次の四龍の場所わかる？」
キジャ「そうだな…次の四龍……っ…」
A「ちょ…」
キジさんは私の所に持たれかかってきた
ヨナ「キジャ！？」
ユン「キジャ！？」
A「熱いですね…熱があります少し休憩した方がいいですね」
ユン「疲労かな…ずっと必死で穴掘りしてたもんね」
A「キジャさん降ろしますよ」
私は肩を貸していた
キジャさんの腕をどかし横に寝かせる
キジャ「すまぬな…A」
A「お気になさらず…ゆっくり休んでくださいな」
ヨナ「キジャ…」
ハク「安らかに眠れ」
ハクはキジャさんの顔に白いタオルをかける
A「ハク不謹慎ですね」
キジャ「生きとるわ！ シャー！！」
ハク「おっと」
ヨナ「どぉどぉ」
キジャ「申し訳ありません体が重くてどうも…四龍の場所がいつもに増して薄ぼんやり」
ヨナ「無理しないで」
ユン「四龍の場所が分かる人ならもう一人居るけど…」
ユンは青龍の方向に目をやる
…………………
ハク「居たのか」
ユン「実は居たんだよさっきから」
A「成程…これが無口キャラって奴ですね」
ハク「お前は何を言ってるんだか」
ヨナ「青龍他の四龍の位置分かる？」
アオ「プキュ〜？」
アオの声と同じ時に青龍は首を横に振った
A「理解してなさそうですね」
ハク「そもそも四龍が何か分かっていないようだ」
キジャは青龍の手を強く握る
キジャ「嘆かわしい…分かっているソナタのせいではないのだ
今まで誰も教えていなかったのだから
これからは私がソナタに四龍の心得を教えよう…
私の事は兄と呼ぶがよい…」
青龍は何処かへ走り去ってしまった
キジャ「えっ！？逃走！？」
ハク「兄が不快だったんじゃねぇ？」
A「とりあえず追いかけますよ」
青龍さんを追いかけると滝のそばで立っていた
ヨナ「青龍！？」
青龍さんはドボンと滝の中へ入ってしまった
キジャ「身投げ！？」
ハク「どうすんだ白蛇アイツ身投げしたぞ」
キジャ「私のせい…私のせいなのか！？」
キジャはオドオドしながら滝をみている
A「あっ…上がってきますよ」
ヨナ「青龍……？」
青龍さんは片手に魚を持っていた
A「これを食べて生力を付けて欲しいって事
なんじゃないんですけか？ねぇ？青龍さん？」
青龍は頷いた
ハク「何でお前は分かるんだよ」
A「ん〜何となくですね」
キジャ「成程…有り難いが口で言ってくれぬか？」
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月26日 21時
