憑依 ページ29
ハク「クソ…硬いな…」
A「何をどうしたらこんなにも埋まるんですか…」
ハク「いや…絶対に助ける！！」
A「ん？あの人達は……」
そこには村の人々が集まっていた
「息子がその先に埋まってて…」
ハク「俺の仲間は青龍を探しに行って埋まったアンタらの家族もその辺に居ると？」
「……………」
A「今答えて頂かないと息子さんも勿論全員死にますよ？」
「！？それは…」
「…外からなら…」
「しかし…」
ハク「何だ？知っている事があるなら言え」
A「仲間の命がかかってるんです悪いですが
なりふり構っている場合ではないのです」
「……こっちから出た外側の岩壁を破壊すれば
青龍様のお部屋に繋がっています
お客人達も村の者達もいます……」
A「ありがとう…私達が助けるから任せてください」
ここで仮面をするのは未婚何て関係なく
青龍の存在を隠すために
青龍と同じ仮面をしているらしい
Aは岩壁をさわる
A「この岩壁の厚さならいけるかな」
ハク「A？どうした？早く掘るぞ」
A「ハク離れてあれをやるから」
ハク「あれ？」
A「滝夜叉姫おいで私に憑依しなさい」
ハク「お前！？何を！」
滝夜叉姫「あらあら本当にやっちゃうのね なら試して見ましょう耐えられるかしら？A」
体には紋様が広がり目が鬼の目へと変貌していく
憑依
滝夜叉姫の力は本来薙刀から具現化する
しかし具現化と憑依は違う
具現化はあくまで滝夜叉姫の実態を出すだけ
でも
憑依は違う
私の身体に取り憑く身体能力の向上が見込める
でも心を侵食されるからずっとは使えない
A「うっ……」
ハク「おい！大丈夫か！？」
A「無論ですよ…ハク」
滝夜叉姫「全部を求めて貴方は結局堕ちるのよ」
A「悪いけど今はその時じゃないんです
出力マックスです滝夜叉姫」
ハク「お前…その姿…」
ドカン
Aは岩壁を破壊した
ヨナ「ハク！？ A！？」
ハク「姫さん！」
A「ヨナ様！良かった………滝夜叉姫もういいです」
滝夜叉姫「すごいわ………憑依に初めて成功したわねA……昔は失敗して暴れそうになったのに」
A「昔の話をしないでください早く消えて」
憑依が解けて体が少し重くなった
少し身体が痛い
でもヨナ様達が無事で良かった
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月26日 21時
