龍の爪1 ページ12
A「何ジロジロヨナ様を見ているんですか？白髪さん」
ハク「白蛇様長旅お疲れでしょうなれない旅は」
キジャ「もう一度白蛇と白髪と言えばその喉掻き切るぞこれしきで疲れるか」
ハク「いや〜そろそろ里が恋しくなった頃かな〜っと」
A「さっさと帰ったらど〜ですか〜？」
キジャ「何を言う姫様が私を望まれたのだもしもの時はソナタ達を守れとな」
ハク「箱入り坊っちゃんが戦えますかね〜？」
A「こんなボンボンに何ができるんですか〜？」
ヨナ「静まれい！これか一緒に旅するんだから揉めないの！」
キジャ「申し訳ありません姫様…」
ヨナ「ハク・Aキジャは初めて外に出て不安でいっぱいなんだからいじめない！」
キジャ「私はそんな…！！」
ヨナ「キジャ…ハクとAのいじめっ子は趣味だから気にしない！」
ハク「趣味？」
A「うげーハクはそんな悪趣味をお持ちで？最悪ですね」
ハク「姫さんはお前の事も言ってたけどなお前の方が俺より悪趣味だろ」
A「アハハ〜良く言われません」
ハク「言われないのかよ」
ユン「そろそろ行きますよ〜」
ヨナ「は〜い」
ユン「キジャ他の龍の場所わかるんだよね？」
キジャ「ユンと言ったな勿論だ心の目を研ぎ澄ますと存在を感じる事が出来る」
ユン「じゃあ一番近い龍の場所教えて！」
キジャ「やってみよう…最も近いのは恐らく青龍」
ユン「へ〜誰が居るとかわかるんだどこ？」
キジャ「そうだな…何か向こうがモヤッと」
A「だいぶ大雑把ですね」
キジャ「案ずるな皆私の後を付いて参れ」
ユン「案ずるよ！？生まれて初めて外に出た奴に付いて行くのは案ずるよ！」
キジャ「外に出ずとも外の事など知っている我一族は各地に飛んで情報を集めていたのだから…」
キジャが足を滑らせ転ぶ
キジャ「あ〜！」
ヨナ「キジャ！？」
キジャ「んっ…ななななんだこの者たちは！？
誰の許可を得てここに居を構えているのだ！？」
あれは…ムカデ…んふふ
何故か笑うA
キジャの靴にムカデが乗る
キジャ「よせ……！それ以上は！」
A「えい」
Aがキジャの顔にイモムシを投げる
キジャ「あ…いや〜め〜て〜〜！！こな〜いで！！」
A「アハハハ！あ〜キジャさん面白い」
ハク「お前…凄いな」
ヨナ「もう！Aはすぐ悪戯する！やめなさい！」
ヨナがAの頭を叩く
A「痛…！ごめんなさい…」
ユン「白龍様は最後尾をモソッと付いてきな」
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月26日 21時
