旅立ち ページ2
イクス「ユン君大丈夫？」
ユン「それを聞きたいのはこっちだよ」
ヨナ「ユン？何をそんなに持ってるの？」
A「随分と大荷物ですね」
ハク「本なら置いてけよかさばるから」
ユン「本じゃないよ」
ハク「じゃあ何だよ見せてみろ」
ユン「これはお姫様を入れて警備されてる街中なんかに入る為の袋！」
ヨナ「私を入れる?」
ユン「他にも色々用意してるけど…見る？」
ハク「もういい行くぞ日が暮れちまう」
ユン「え？」
A「ハクから言いだしたのに身勝手ですね相変わらず」
ハク「身勝手だと……？」
A「いや〜別に〜」
ハク「世話になったな」
ヨナ「イクス行ってきます」
A「お体お気をつけて神官様」
イクス「貴方達の無事を祈ります」
歩き出す３人
ユン「何だよ！見せろってそっちから言ってきたくせに！」
イクス「いってらっしゃい」
ユン「うん！」
ユン「急ぐよ！日のあるうちに山を3つ超えないといけないからな！」
ハク「いきなり仕切りますか」
ユン「天才美少年なんだから当然でしょ？黙って付いてきて」
ハク「へいへい」
「久しぶりだなお前の薬待ってたぞ」
ユン「おじさん米ある？」
「ああ…珍しいな連れがいるなんて誰だその二人」
ユン「あ〜」
A「お気になさらずただの商売人ですので」
ハク「そうそう俺達は商売仲間なんでなちょいと国境近くまで商売しに…」
ハクは白い布を担いでいた
ハク「姫さん 姫さ〜ん何をお怒ってるんです？
袋に詰めて担いだこと？袋に入っているのは衣類
だと言って乱暴に扱ったこと？
袋に入っている事をいいことに触りまくったこと?」
ヨナ「全部……！！！！」
A「だから私が担ぐと言ったのに…」
ヨナ「どうしてくれよう！」
A「ヨナ様処しましょうか？ハクの事」
ヨナ「そうね！Aやりましょう」
Aとヨナが不気味に笑う
二人「覚悟はいいですね？」
ハク「おい…！ちょ！」
ユン「俺はバレないか心臓バクバク……いい？
アンタ達赤い髪のお姫様！幻妖の将軍！
野獣の元将軍！天才美少年！
目立つんだから大人しくしてよね！」
ハク「雷獣だ」
A「んふふふ…野獣…ユンさんセンスあります…」
必死に笑いを堪らえるA
ハク「おまえ…何笑ってやがる……」
ユン「そしてこの辺は火の部族と王都の近く見つかればやばいってわかるよね？」
３人「はーい(棒)」
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月26日 21時
