高華の妖3

人相書き２ ページ10

A「これはまたそっくりですね」

「アハハ…これもまた愉快な顔だね…」

ハク「アンタの顔だ」

「よく聞こえなかったな…」

A「アナタの顔ですよ」

ハクと緑髪の男は自分の人相書きをズタズタに破り火に燃やした

滅

「奴ら目腐ってやがるね」

ハク「全くだ」

A「そうですか？2人共そっくりですよ？」

2人「どこが！？」

ハク「お前今度眼科行け」

「って目的を忘れる所だった僕は君達に会いに来たんだよ」

ハク「あ？」

A「ハクは知りませんが私はもうあんな破廉恥なお店の前に立って居るのはごめんですからね」

ハク「おいおいお前は俺を何だと思ってやがる」

A「強欲変態雷獣」

ハク「殺されたいか？」

緑髪の男はAとハクの手を掴み言った

「君達が欲しい！」

A「かなり藪から棒ですね」

ハク「俺そういう趣味ないんで」

Aとハクは手を振り払い立ち去ろうとするが

緑髪の男はハクに縋り付いている

「違うんだよ！違うんだよ！僕は君達をイイ男と
イイ女だと思って！！」

ハク「おい！A助けろ！」

Aはさらっと後方へ下がっていた

A「うわぁ〜ハクはそういう趣味だったんですね〜これはこれはヨナ様に報告しなくては〜」

「ここじゃ何だから人の居ない所で話を…」

A「いってらっしゃーいヨナ様には私から報告しておきますのでご安心を〜」

ハク「勝手に報告しようとすんな！！」

「バイバイ」と手を振るA

ハク「おい…本当に死にたいのか！？」

A「んも〜面倒くさくですね」

Aは緑髪の男を殴り飛ばしてしまった

A「ありゃ…ちょっと力を入れすぎましたね」

しかし男はにょろりと立ち上がった

緑髪の男は笑っていた

ハク「わっ笑ってるぞ…鼻血出てんのに…」

A「どうしてこんなに嬉しそうな目をしているんですかね…」

2人「変態だ！！」

「今の拳感じたよ〜女の子なのに凄いね〜」

A「ハク…逃げましょうたぶん危険ですよ彼」

ハク「早く行くぞ」

ハクとAは走りだす

「僕から逃げられると…！？」

ヨナ「ハク！A！」

ハク「姫さん何でここに？」

ユン「この辺りで緑龍の気配がしたんだって」

キジャ「私はあちらを探してみる！」

キジャは走り出してしまった

A「キジャさん！そっちには変態が…」

ヨナ「ハクとAは何してたの？」

ハク「変態に追いかけられてた」

ヨナ「変態？」

A「ヨナ様は知らなくていいですよ」

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