高華の妖3

歴史は夜作られる3 ページ41

その後は一瞬だった

ヨナが放った弓がクムジの胸に刺さりクムジは海へ

阿波はクムジによる恐怖に開放された

小さな海賊達と少女の一矢によって

A「終わったね…姫様達の所に行かないと」

シンア「……うん」

A「ッ！」

体が痙攣した限界かな

シンア「A…掴まって」

A「シンア…ごめんねありがとう」

シンアの肩を借りた寄り添う形でヨナ達の元へ向かうA

A「見てシンア…夜明けですよ」

シンアは真っ直ぐ太陽を見ていた

ヨナ「A！」

A「ヨナ姫様…専属護衛ただ今戻りました」

ヨナ「！？……お帰りなさいA！！」

キジャ「姫様ーー！！」

叫びながら走って来るキジャそしてハク

キジャ「姫様！よくご無事で！！」

ユン「アンタ達かすり傷１つないね可愛くない」

ハク「そういうお前らは……」

よく見るとあちこち殴られた跡……

そしてAはボロボロ

A「？」

キジャ・ハク「………」

縛られている役人に襲いかかるキジャとハク

「ぎゃぁぁぁぁ！」

ユン「落ち着け珍獣共面倒くさいから」

A「よし私も参加します」

ユン「絶対ダメ！！」

A「あっシンア肩かしてくれてありがとう
もう大丈夫よ」

シンア「無理しないでね…」

A「ありがとう」

ジェハ「やぁA傷は大丈夫かい？」

A「あら貴方こそクムジに受けた矢傷は？」

ジェハ「問題ないよ」

A「なら良かったです」

ジェハ「フフフッ」

A「何か？」

ジェハ「いやいや僕が海に落ちた時君が必死な顔して来ようとしてくれたのが嬉しくてね」

A「まぁ…私は仲間思いですからね
真逆それで興奮したとかやめてくださいね？」

ジェハ「実を言うと少しね」

A「フッ変態め」

ユリ「皆さんに助けてもらったお礼を！」

「お礼だなんて！そんな！」

ギガン「海賊が要求する礼は高いよ
お前らと私ら…この街全員で酔うための酒さ！！」

「かしこまりました！！」

「よっしゃー！！」

喜ぶ一同

1人を除いて

ユン「何言ってんの！？皆凄い怪我だよ！？
特にA！手当てしないと！！」

A「私は平気ですよそれよりもお酒〜！
ユン〜？おつまみお願いしますね〜！」

ユン「俺は嫁か！！それより手当て…」

「馬鹿野郎！！勝利の日は潰れるまで酒飲んで
暴れるのが海賊の流儀だ！！」

ユン「まだ朝だよ！！」

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