高華の妖3

破廉恥 ページ5

「国に内緒でやばい商売してるしね」

ハク「やばいって？」

「さぁね…人の自由を奪うというのはこの世で最も醜い行為だよ
そういう奴らは腐って土に還って薔薇にでも生まれ変わればいいんだ君達もそう思わないかい？」

A「それは一理有るかもしれないですね〜」

「君はさっきから外から話しているけど喉痛くないの？かなり声大きいけど」

A「実を言うとめちゃくちゃ痛いですね」

「ふふ素直だね」

当たり前だハクと自意識過剰さんはお店の中

私はお店の外

ある程度の声を出さないと聞こえない距離だ

もどかしい

ハク「まぁ…俺は人の護衛してる身だしな」

「なんて不憫な！」

ハク「別に自分で決めたことだし」

「僕には理解出来ないな君達の護衛ならやっても良いんだけどね〜」

「キャーーー！！」

A「こいつチャラい……」

Aはボソッとつぶやいた

ヨナ「あれ？A？」

A「ヨナ様！？とユン」

ユン「雷獣は？」

A「あそこです」

Aはハクを指さす

ユンに「あー！！！ちょっと何やってんの！？」

ヨナ「あ……」

ハク「ユン！？姫さん！？何でここに…いや〜これは違いますよ？こいつが無理やり……って居ねぇ！？ アイツどこ行った！？」

ユン「何真っ昼間からこんな所来てんのさ」

ハク「お前らこそ何でここに？」

ユン「キジャがこの辺りから緑龍の気配がするって言うから真逆こんな所だとは
そしてアンタ達が居るとは…イヤらしい」

A「私はお店に入ってませんから破廉恥なのはハクだけです」

ハク「あ〜誤解すんな俺は…」

ヨナ「ハク」

ハク「ん？」

ヨナ「こういうお店に行きたい時はちゃんと言ってね！！私ったら気が付かなくて」

ハク「ちがーう！！！」

ユン「はい！良いお言葉頂きました！！」

A「頂きました！！」

しかし彼は本当に消えている

一体どこに行ったんでしょう


キジャ「何と！？姫様に嘘をつけてAを置き去りにしてそんなふしだらな店に！？」

ユン「もう本当見損なった」

A「強欲変態雷獣に改名されては？」

ハク「まて…こら人の話を…てかAに関しては経緯知ってるだろ！？」

A「乙女をあんなお店の前に置き去りにする人なんて私は存じ上げません」

ヨナ「キジャ！ユン！A！駄目！そんな事言っちゃ！ハクにだって女の子と遊びたい時くらいあるわよ！」

ハク「知った風にとんでもない事言わないように……！！」

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