高華の妖3

歴史は夜作られる１ ページ39

A「滝夜叉姫いけますか？」

滝夜叉姫「もちろんよ」

こんなにも滝夜叉姫が素直なんておかしい

後できっと何かある用心しないと

A「姫様私はシンア達の応援に行きます
ここからはユンに絶対従ってくださいね」

ヨナ「Aッ！」

A「大丈夫です絶対に死にません」

ヨナ「お前は…私の専属護衛…！死んだら許さないから…！」

A「………御意」

姫様…私に生きる理由をくれてありがとう

だから私は貴女の盾となる！

A「姫様を頼みます天才美少年」

ユン「ッ…任せてよ…！
Aも絶対無茶は駄目だよ……！」

ユンは鼻をすすり泣いていた

A「フフッ」

ジェハ「おやおやもう大丈夫なのかい？」

A「無論ですね」

シンア「A…傷だらけ……無茶…」

A「ありがとうシンアでもねユン達と約束したの」

シンア「？」

A「クムジに生まれてきたことを後悔させてやると」

ジェハ「ハハッ！高華の幻妖を怒らせちゃ駄目らしいね」

A「あら？それは誰から聞いたのですかね？」

ジェハ「ハクだよ彼は雷獣でしょ？」

A「違います」

ジェハ「えっ」

A「変態強欲雷獣です」

ジェハ「何それ面白い後でネタにしよ」

A「さて第二幕の始まりです」






ここは船の一角の密室


「クムジ様！！傭兵部隊…第４隊まで壊滅です！」

「海賊共の大半は動けないようですが……化け物の様な奴らが次々と船を沈めています！
それに…商品も……」

クムジ「何だ」

「商品の船も海賊に占拠されつつあります…！」

クムジ「そうか……小娘共を売るどころか人質にすら出来なかったというのだな……」

「……はい」

「くっ詳しい事は分かりませんが商品の中の誰かが海賊共を手引したらしく…
あっと言う間に襲撃を食らったようで……」

クムジ「商品の中…？」

あの小娘だ

確証はない

でもあの娘の背後に現れた鬼神の幻影が頭から離れない！！

あの娘が何かしたに違いない！！

あいつはもしやすると本当に高華の幻妖なのか！？

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