高華の妖3

戦準備3 ページ26

ユン「ねね雷獣Aとシンア知らない？」

ハク「あー」

少し前のこと

A「ハク蜂蜜の事は私がユンに上手く言ってあげます
だから私とシンアがすこーし街に行ってるユンの足止めお願いします」

ハク「任せろ」

シンア「蜂蜜？」

A「シンアも知りたいですか？」

ハク「いいから早くいってこい」

アオ「プキュー？」

シンア「？」

そして現在

ハク「………向こうで手合せしてるぞ」

ユン「ご飯出来たから呼んでき…」

A「ん〜いい匂いですね〜」

シンア「お腹…空いた」

ユン「手合せ終わった？ご飯出来たよ」

手合わせ？ハクが話を合わせたのかな？

ユン「今日は海の幸たっぷりの海賊汁！」

A「美味しい絶品ですね」

ユン「当然！具材も贅沢に使ってるから美味しくないわけないもん！」

「ホントにうめー！」

「ホントに美味えぞ坊主！嫁に来い！！」

「べーっ」と舌を出しユンは続ける

ユン「やだね定職に付けてないゴロツキなんて」

船員達も含め皆満足のようだ

1人を除いて

キジャ「こっここここれは何の虫だ！？」

お椀の中にある具材を震えながら取るキジャ

ユン「それはカニだシンア見習って何でも食え」

シンア「バリバリもぐもぐごっきゅん」

何でも食わないと生きていけないところ出身
　
アオ「ぷきゅ」

A「凄いですねカニの殻ごと食べちゃってますよシンア私も食べますか？」

シンア「欲しい…ありがとうA」

ユン「そうだA俺の蜂蜜知らない？」

A「フフッ蜂蜜なら……」

ハク「いや〜温まるな海賊汁ユン君天才」

ハクの無言の圧を感じたA

A「蜂蜜ならアオさんが舐め回していましたよ」

ユン「やっぱりアオか…」

A「欲まる出しの獣みたいにペロペロ舐め回していましたよ圧巻でしたから」

ハク「………」

ユン「欲！？アオが！？ちょっとアオの様子見てくる！！」

A「はーい」

言葉を遮る様に大刀をAに振り落とすハク

短刀で大刀を抑えるA

A「あらあら雷獣さん何か？」

ハク「誰が欲まる出しの獣だ」

A「誰も貴方とは言ってませんよ？
あれれもしかして心あたりがあるのですか〜？」

じりじりと向けられる互いの殺気

キジャ「ソナタ達やめろ！！」

シンア「喧嘩だめ」

A「シンアがいうならしょうがないですね」

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