高華の妖3

交渉 ページ16

次の日

海賊船の船にて

ヨナ「私はヨナ貴方が船長さん？」

ギガン「船長のギガンだよ…話はジェハから聞いてるよ私達に協力したいんだったね」

ヨナ「えぇ」

「女の子だ！しかも二人も居る！」

「可愛いな…」

「てゆうか…」

ギガン「なんだいその面は」

「だよね！船長！」

「気になるのそこだよね！？」

ギガン「取りな！」

ギガンがシンアの面を取ると同時にシンアは手で顔を隠す

ギガン「顔を見せな！」

シンア「ん〜ん〜ん」

A「その子は恥ずかしがり屋なのでお気にならさず」

Aはシンアに面を付けてあげた

ギガン「私が一番大事にしているのはね信頼だよ
信用出来ない奴に協力何て誰が頼むかい」

A「でも戦力は必要なんでしょ？」

ギガン「ふっ…コイツらを全員ノシたら合格だよ」

船員はハク・キジャ・A・シンアを囲む

「船長〜これはいくら何でも多勢に無勢っしょ〜」

ハク「そうだな…こりゃあんまりだ……なぁ？」

キジャ「あぁ…」

A「そうですね…舐められてますね」

ハク「俺1人でも十分殺れる」

キジャ「私1人でも十分殺れる」

A「私1人でも十分です」

シンア「………」

「やってみろコラァ！！」

響く船員達の悲鳴

ジェハ「あ〜あ〜あ」

船員は全員倒れていた

A「よく今まで死にませんでしたね…奇跡ですよ」

ハク「如何ですか?ギガン船長…欲しくなっただろ？」

ジェハ「駄目だよ船長…コイツらの力は規格外だ僕が4人居るようなもんなんだから」

ギガン「合格…」

ヨナ「良かった…」

ギガン「安心するのはまだ早いよ小僧共お前は何ができるんだい？」

ユン「俺は暴力嫌いだから闘わないよそれ以外なら何でも出来る…料理・裁縫・狩猟・怪我人の手当て…材料があれば爆薬も作れる…あと美少年」

ギガン「成程…で？お前は？」

ヨナ「え…」

ギガン「お前は何が出来る？」

ヨナ「私…私に出来るのは…………」

ギガン「ないんだね…ここで何も出来ない奴は足手まといだよ」

ヨナ「私…」

ギガン「クムジが憎い奴はこの街に山程居るさでも力が無きゃ歯向かっても命を落とすだけ…
お前の様な小娘には無理だよ帰んな」

キジャ「その方が一緒でなければ我々は貴様らとは…」

ヨナ「キジャ…いいの…ギガン船長の言う通りだわ
だけど…私にも引けない理由がある」

ギガン「いいだろ…お前が役に立つかどうか…信頼に足る人間かどうか…１つ仕事をやってもらおうじゃないか…命懸けの仕事をね」

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