高華の妖 (ページ37)

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天命1 ページ37

ヨナ様と神官様が何かと話し込んでいた

イクス「貴方がただ真っ直ぐ生きたいのなら熱き
血潮を止められるのなら貴方に神の声を伝えてましょう」

　闇
　落つる大地
　龍の血により再び蘇らん
　古の盟約に従い
　四龍集結せん時
　王守護する剣と盾が目覚め
　ついに赤き龍
　暁より還り給う

バタリ

イクス「神の声を伝えるのは精神力がいるのです〜」

ユン「めんどくさいよ若年寄り〜」

ハク「龍とか神とかよく分からねえが何を言われても俺は壺は買わん！」

A「馬鹿ですか」

ハク「あ？」

ユン「売らねーよ」

ヨナ「ツボ？さっきの予言神話に出てくる王のこと？」

イクス「建国神話はご存知で？」

ヨナ「えぇ赤い龍が天界から降りてきて国を治めるお話」

A「その龍が初代高華国王…緋龍王ですか…」

四龍
あるものは何おも引き裂く鋭い爪を
あるものは彼方まで見通す目を
あるものは天高く跳躍する足を
あるものは傷つかない頑丈な体を

ヨナ「建国神話…それに私が何の関係が？」

イクス「ヨナ姫は生きたいと言いましたね?」

ヨナ「はい」

イクス「でも…1人では生きられない…外に出れば
また命を狙われるから貴方の傍には貴方を支える
ハク殿・A殿がいるこのままでは…ハク殿は
死にA殿は完全な……」

ヨナ「！？」

A「神官殿…言わないで私のことは関係ない」

イクス「………分かりました」

ハク「おいまて…勝手に殺すな神の声なんぞ
俺は聞こえねぇ…Aの完全な…の後何なんだよ？」

A「ハク…詮索しないで…お願い時が来たら
全部話すだから今はヨナ様を守る事だけ考えて」

ハク「………わかったでも…絶対に話せ」

ヨナ「…………」

イクス「とにかくこのままではお二人は大変やばい味方が必要なのです」

ヨナ「でも…誰が…」

イクス「四龍の戦士を探しにゆかれよ」

ヨナ「四龍の戦士って…伝説の？！居るの！！」

目を輝かせながらヨナは聞く

ハク「まさか…神話の時代だぞ？」

A「何千年も前の話ですしね…」

イクス「いますよ」

３人「え……？」

イクス「彼らは今でもこの国でひっそりと龍の血
を繋いで生きている…彼らが力を貸してくれるでしょう」

ヨナ「神官様…私はハクやAを失いくない
でも伝説の龍達はこんな私事に力を貸してくれるのかしら？」