咆哮1 ページ28
ハク「昔から神官は王宮の神殿に住まい国の祭り事に大きく関わっていたと聞く」
A「ですがユホン様が神官を弾圧してからは
城を出て今は人里離れた場所にひっそりと暮らしているそうです」
ヨナ「人里離れた…確かに誰も住めそうにない場所」
ハク「まあ…姫さんなら即崖から転がり落ちるかもしれんがその気にならば何とか住めんだろ…
ところでお姫様この辺をしらみ潰しに探すとなると
野宿になるがど〜します？」
ヨナ「野宿？少しは慣れたわ」
ハク「城の裏山と違ってここは冷えますよ〜」
A「もうすでに少し冷えてますね」
ヨナ「その時はハクとAに包まって寝るから」
ハク「んな…！」
A「んふふヨナ様そんな事したらハクさんが
死んじゃいますよ」
ヨナ「なんで？」
A「ヨナ様も鈍いですね〜だってハクさんは
ヨナ様の事が……」
ハク「お前はいつも一言余計なんだよ！！」
A「！？」
ハク「！？」
二人の目が合う
ハク「良いけど悪戯しますよ？」
ヨナ「悪戯？」
ハク「悪戯ってのはこうゆうこととか」
ヨナに抱き着くハク
ヨナ「ハク……ちょっと！何…」
A「静かに」
ハク「足音…40いや50か？」
ヨナ「！……追手？」
ハク「もう追う気がねえのかと思ったけどな
こりゃまた気合いが入った数だな」
A「50ですか…ハクさんは25人お願いします
残りの25人は私が」
薙刀を具現化し滝夜叉姫をだすA
ハク「ぬかせ俺1人でも充分だ」
ヨナ「王の兵？……それとも…」
ハク「姫様…やっぱ包まって寝るならA
みたいに抱き心地良くないと悪戯する気も起きないですよ〜」
ヨナ「何の話だ〜！なんの！」
A「私の事抱いたことないくせにクソ雷獣」
重武装の兵士達の姿を見つけたAとハク
A「さて〜お出ましですね」
ハク「準備運動も終わりましたし働きますか」
A「きつくなったら言いなさいよ雷獣」
ハク「はっ！お前もな幻妖」
二人「離れないでくださいよお姫様」
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月17日 16時
