重ねる ページ25
そこには布団で寝るテヨンとそれを見守るハクとヨナの姿があった
ハク「A目を覚ましましたよ」
ヨナ「ほんと！？良かった……Aは？」
ハク「今はぐっすりです」
ヨナ「私Aとハクに負担かけっぱなしよね」
ハク「…………少しもち直したなテヨン」
寝ているテヨンに目をやる2人
ハク「いい加減あんたも休め…またぶっ倒れるぞ」
ヨナ「ハク…あの…私に何かできること……ない？」
ハク「…！そうだなもうちょい色気を身につける事だな」
ヨナ「な…ハク！お前！私が真面目な話をしていーーー」
ヨナのほっぺを掴むハク
ハク「いいんだよアンタはここでのんびり暮らせば」
ヨナ「？」
コンコン
A「ヨナ様Aです失礼します」
ヨナ「A！？身体は大丈夫？？」
A「はいおかげさまでハクさんから聞きました看病して頂いたとありがとうございます姫様」
ヨナ「ううん気にしないで私少しはAの為になって嬉しい」
A「……ありがとうございます」
泣き出すA
ヨナ「ええええ？！どどどどうしたの！？」
その時私は多分今はもうない優しかったスウォン様の姿と重ねたのだと思う
ヨナ様とお話を終えて部屋に戻ろうとした時ハクの声が聞こえた
ハク「アンタにソンの名をお返しする」
そこからの会話を聞いてしまった
ハクはヨナ様を風牙の都に匿い旅にでようと言うのだ
じゃあ私に出来る事は
ハクが出てきた
ハク「A…なんでここに」
A「話は聞きました私は仲間外れですかね？」
ハク「…………」
A「私も一緒に行きますよ」
ハク「ふっ…俺と来るって事は手配犯になるんだぞ?」
ハクは笑い続ける
ハク「お前に手配犯になる覚悟はあるのか?」
A「私を誰だと思っているのですか？
高華の幻妖ですよ？雷獣さん？」
ハク「手前はどこまでも」
A「うふふ」
ハク「明日の明朝姫にバレずにここから出るぞ」
A「わかりましたよ」
Aもまた笑っていた
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月17日 16時
