高華の妖 (ページ23)

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会議２ページ23

ケイシュク「恐れながら…ヨナ姫不在の今
王家の血を引いておられるのはここに居る
スウォン様しかおりますまい本来なら皇太子の位
にある御方…
新王に即位されても何ら問題ございません」

スジン「しかり！スウォン様が新王となられるのならばこのカン・スジン誠心誠意お仕えします」

ケイシュク「他の部族長はいかがでしょうか？」

ジュンギ「えぇ…スウォン様ならば…」

グンテ「依存ありません」

ムンドク「眠い…眠い眠い難しい話は年寄りには
眠いわ…儂は帰る」

ケイシュク「ムンドク様話はまだ…」

ムンドク「儂はもう将軍ではないその話はハクを
呼んでからするんじゃな」

ケイシュク「スウォン様を王に承認しないのならば風の部族はますます謀反の疑いをかけられますぞ？」

スウォン「妖の部族を除いた五部族すべての承認が
　得られなくては私は王にはなれません
王がいなければ国はたちいきませんし…」

ムンドク「スウォン様がヨナ姫様と婚礼を上げて
正式に高華の王となられるのであれば
儂は大喜びで祝いの品を献上したじゃろう」

スウォン「………………………」

ムンドク「ハクは理由もなしに城を去ったりせん
それはAも同じ
いやAの方がよっぽどの事がない限り
スウォン様の元から離れることはない違うか？」
　
スウォン「……３日後新王即位式を執り行います
ムンドク長老は必ず来てくださると信じています
風牙の都の民の為に」

ムンドク「悲しい事ですスウォン様…貴方の事は
ハクやA同様孫のように思っていた」

スウォン「ご苦労様でした」

スジン「少しお甘いのでは？ヨナ姫やハク将軍
A将軍を追わず殺さずとは
もし…三人の口から真実が広まれば……」

スウォン「ハクやAは馬鹿じゃないです
真実を広め騒ぎを起こせば
逆にヨナ姫の命が危ない
姫を守るため今は静かに息を潜めていることでしょう
しかし…Aは必ず取り戻します私の従者ですから
風の部族の反発に備えてカン将軍は次の計画に移ってください」

スジン「御意」

馬で走り去るムンドクの姿

ありがとう孫のようにって言ってくれて

嬉しかったですムンドク師匠