高華の妖 (ページ14)

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遠い空1 ページ14

スウォン「ヨナ〜！ほら見て〜！雪ですよ！」

ヨナ「うん……」

スウォン「お団子できました！
なんだか奇怪なものできました！」

ヨナ「………」

スウォン「ヨナ…」

ヨナ「げっ元気だよ！父上が泣かないように
ヨナが元気になるんだもんね！」

「ぐえ！！」

ヨナ「え？」

スウォン「ぐえ？」

ハク「重い」

ヨナ「ハク！？」

スウォン「わ〜い！ハクだ♡」

ハク「姫さんを足下に気いつけろよ折角いい気分だったのに」

ヨナ「何でそんな所で寝てるのよ」

A「ハクさんの生きた証を大地に刻むそうですよ
ホントバカの発想ですよねヨナ様」

ハク「てめぇ…誰が馬鹿だと…？」

A「貴方のことですよ無自覚ですか？可哀想に〜」

Aが手のひらをヒラヒラさせながら「哀れです〜」とハクを煽る

ハク「よし…！お前…殺す…！」

A「アハハヨナ様これをハクさんに投げて上げてくださいきっと喜びますよ」

ヨナ「これは…」

不敵な笑みを浮かべるヨナとA

ハク「！？」

ヨナ「雪団子の的に丁度いいわ！」

A「ハクさん良かったですね」

ハク「ほ〜う？どりゃ〜！！」

ヨナ「わ〜〜〜！」

A「な、何で私まで巻き込むんですか！？」

ハク「元の発端はお前だ〜！！」

スウォン「流石ハクとA！ヨナが元気になりました！
私も混ぜてください！！」

ヨナ「はぁはぁはぁ」

布団に横たわるヨナの姿

スウォン「ヨナの元気が無くなりました…」

ハク「雪ん中での遊びは姫さんにはきつかったか？」

スウォン「ごめんねヨナ」

「お薬を飲んで安静になさればすぐに良くなりますよ」

ヨナ「ねぇ父上は？」

「陛下は今お忙しくて…ですが次期お見えになりますよ」

スウォン「大丈夫ですよヨナ」

ハク「あの王様姫さんが病気って言ったから飛んでくるぞ」

ヨナ「2人共もう帰っていいよ？ヨナに近づくと風邪移る」

スウォン「平気ですよ〜元気ですから……」

ハク「俺なんて遊びすぎてまだ雪団子の幻が」

スウォン・ハク「……………………」

ぐったりする２人

ヨナ「医務官〜〜！病人でた〜！」

スウォン・ヨナ・ハクの順番で布団に着いた

ヨナ「そういえばAは？」

スウォン「さっきから見ていませんねどうしたのでしょうか？」

ハク「アイツの事だどっかで盗み食いでもしてんじゃね〜の？」

A「心外ですねハクさん？」

ヨナ「A！」

スウォン「A！」