ちぎれた絆4 ページ12
ハク「見つかるのも時間の問題だな」
ミンス「場内にはスウォン様が率いて来た兵とスウォン様を支持する兵が集まりつつあります」
ハク「捕まれば間違いなく」
A「殺されますね」
ミンス「はい私が逃げ道を確保します三人はこの城から脱出してください」
ハク「だがお前は…」
A「だめよミンスさんそれなら私が囮になりますその隙に逃げてください」
ミンス「それこそ駄目ですA将軍は戦力になりますだからヨナ様と逃げてください」
A「でも…ミンスさんそうしたらあなたは…」
ミンス「ご心配なく、！必ず逃げ切ってみせま
す！」
「この辺りに居るはずだ！探せ！」
「はっ！」
ハク「裏門に兵が六人」
A「！？ミンスさん貴方…」
そこにはヨナの上着を頭から被ったミンスがいた
ハク「ミンスお前…」
ミンス「私が引き付けますその隙に脱出を…！！
姫様どうかご無事で」
ヨナ「……………」
ミンスが走り出す
「いたぞ！あっちだ！逃がすな！」
ハク「ミンス…」
A「ありがとう…ミンスさん」
私達は城から脱出した
ケイシュク「裏山の方へ逃げたようですすぐに山狩隊を向かわせます」
スウォン「ハク将軍は山里『風牙の都』の育ちヨナ姫を連れているとはいえ発見は難しいでしょう
Aもある程度の山の地形は頭に叩き込んでいるでしょうから」
ヨナ「ハァハァ……」
A「ハクさんヨナ様が」
ハク「ヨナ姫少し休みますか？」
ヨナ「ミンスは死んじゃったの？私も死ぬのかな？
ハクもAもスウォンに殺されて」
ハク「あんな糞ったれにやる命なさんて持ちあわせちゃいねぇですよ」
A「私達は死にませんだから安心してください」
ヨナ「死なないでねハク・A死んだら許さないから……」
ハク「……………」
A「お休みなさい姫様」
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月17日 16時
