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『 ────あ、醤油もうないや・・・ 』
買い物に行かなければ、と
部屋着から着替え、軽く化粧をする。
冷蔵庫の中を確認すれば他に買うものがいくつかあった。
財布を持ってスニーカーを履き、
一歩外に出れば生ぬるい風が私を包む。
『 醤油とー、塩コショウと・・・ 』
「 オネーサン暇してる?
今からオレと遊ばねー? 」
『 じゃがいもと、あっ卵もだ 』
「 聞いてるー? 」
うるさい。今何買うか思い出してんの。
『 人参と・・・あとなんだっけ? 』
「 知らねえよ 」
変な奴だと思われたのか ソイツは私から離れていった。
まあいいや、と再び冷蔵庫の中身を反芻する。
( えっと、人参とー・・・ )
「 オネーサン♡ 」
チッ、まだいたか。
いい加減鬱陶しくなってきたので
ビンタでもかましてやろうかと
手を振りかぶって、色々萎えた。
『 ・・・うっわ、 』
「 おい 」
半間くんだった。
どちらかといえばこっちの方が面倒な気がする。
「 なーにしてんの? 」
『 買い物行くとこ 』
「 オレもついてこ♡ 」
『 暇なの? 』
「 オレが忙しそうに見えるか? 」
見えないけども。
ていうか普段何してるんだろう。
否定も肯定もせず歩きだせば、当然のごとく隣を歩く。
まあいいけど。荷物持ってもらおう。
徒歩で10分程のスーパーに着くと、
何も言わずともカゴを持ってくれた。
こういうところ、たぶんモテるんだろうな。
「 Aちゃんオレ肉食いたい 」
どうして当たり前のように私が作ることになっているのか。
『 ・・・今日だけね 』
「 やった♡ 」
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祐奈(プロフ) - 名前が半間→宇髄に変わって、中身は全て同じに見えました。DM等のメッセージ機能があるのかまったくわからないのでコメ欄にて伝えさせて頂きます。 (7月24日 22時) (レス) id: 58317802f9 (このIDを非表示/違反報告)
祐奈(プロフ) - こんにちは、おそらくこの小説をまるっこパクっている作品を見つけてしまったんですけど、げるげさんに直接確認していいただきたいです…。 (7月24日 21時) (レス) id: 58317802f9 (このIDを非表示/違反報告)
百合 - びぇええええええ😇完結!おめでとっございまっす!😭 (6月3日 7時) (レス) @page50 id: e72506d086 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 何となくで読み始めたのですが、気づいたら一気に最後まで読んでいました。この作品に出会えて良かった、とても面白かったです。 (2023年3月3日 22時) (レス) id: dcd000948a (このIDを非表示/違反報告)
らぁ。。 - コメント欄の叫びで笑ってます、ありがとうございます(笑)、、、、なんかかっけぇ (2022年7月11日 17時) (レス) @page33 id: b93e860056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:げるげ | 作成日時:2021年8月7日 15時