半間くんがウザい【 半間修二 】

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面白そう、という理由で
ストーカー撃退に協力してくれるらしい半間くん。



泳がすだけ泳がして遊ぼーぜ、って言われたけど
できるだけ早くどうにかしたかった。

ていうかそれは半間くんが遊びたいだけだよね。






「 迎えに来たぜAちゃん♡ 」






こうしてバイト終わりは絶対迎えに来てくれるし
心做しか前より距離が近くなった気がする。

店長には 彼氏？なんて聞かれたけど
なんて答えていいかわからず曖昧に誤魔化した。


今もそう。
私の肩を抱いてちゅ、ちゅ、と頭にキスしてくる。






『 ･･･さっきからずっと何？ 』


「 この前はあーんなに可愛かったのになァ？ 」


『 シたみたいに言うのやめて 』






断じてそこまでしていない。






「 付き合ってるフリしときゃ煽れンだろ？ 」


『 煽ってどうするの、怖いじゃん 』


「 向こうから動くの待つんだよ。
ああいう奴らはAちゃんは自分のモンだって思ってっから
オレが邪魔で仕方ねえの 」






それって半間くんが危ないのでは。






「 ンな顔すんなよ、誰の心配してんの♡ 」


『 それはそうだけど、 』






そういえば楽しそうに人の歯折る奴だった。

喧嘩とか全然わからないけど まぁ、強いんだと思う。






「 Aちゃんもノってこいよ 」


『 ･･･こう？ 』


「 あっは、そーそー♡ 」






半間くんの腕を抱きしめるようにくっついた。






『 ･･･ん？ てことは今見られてるってこと？ 』


「 今更かよ 」






どこ、と振り返ろうとすると 首の後ろに手をかけられて。






「 ちゅーしよっかAちゃん♡ 」







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