私はアナタ専用~Y.Hikaru~

Story＿２４ ページ24

A『………………ぇ？


えっと、それはどういう？』







気になってるって私が危なっかしいとか？

心配してくれてるとか？







もしくは…………私に好意をもってる？






慧『えー、分かんないの？

好きかもしれないってことだよー



接客してるときの笑顔とか、お客さんに対して良いなって羨ましがっちゃったりさ。

目で追っちゃうの。







だから、ライン交換して仲良くしたいなと思って』









伊野尾先輩|好き?↓私







いやいや、流石に今日会ったばかりだし。

面白くしようとしてくれてるんだよね……？





慧『Aちゃんのラインきたー

これでいつでも連絡できるね♡





せっかくだしもう少し一緒に喋ろ？』







まって、頭がついてけない。






慧『ねえ、Aちゃんはさ好きな人いるの？』






A『あ、えっと好きな人はいません。』






慧『へぇー、じゃあ俺にも可能性はあるんだ。

頑張っちゃおーかな。





でもさ、気になってる人はいるんでしょ？

好きな人は(・)いませんってことは。』






私のために頑張ったとしても、きっと私は好きにならない。


今は光さんの編集者になるために日々勉強してるから、それしか頭にない。




ただ……八乙女光さんという男性に気持ちが惹かれていきそうな自分がいるということは分かる。






A『伊野尾先輩、勘が鋭いんですね。


気になってる人はいます。
きっと、振り向いてくれませんけど……』






慧『そうなんだ、




俺にしちゃえばいいのに……』

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