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夜の話はいったん置いておかれて、おしゃれなカフェに来た。
おしゃれとはいっても隠れ家みたいな、あまり知られていないところみたい。
僕も初めて来た。
「 何にする？」
『 う〜ん、…全部美味しそう 』
「 ふふ、言うと思った 」
窓際の席に座ってふたりでメニューを見る。
どれも美味しそうでなかなか決まらない。
ジミンさんはいつも頼んでるものを今日も頼むみたいで、全然悩んでなかった。
ジミンさんなに頼むんだろう。
『 ……アイスティーといちごタルト 』
「 んふっ、もういっこ食べ物頼んでいいよ 」
『 え、！』
ずっとメニューとにらめっこしてた僕を見てたからか、めちゃくちゃ嬉しい言葉が聞こえてきた。
もういっこ、頼んでいいって。
そんなの幸せすぎる。
『 じゃあチョコレートチャンクピザ！』
「 ふふ、わかった 」
ジミンさんはすぐに店員さんを呼んでくれて、頼んでくれた。
ジミンさんはアメリカーノとフルーツタルトを頼んでた。
やっぱり、コーヒー飲めるのすごいなぁ。
なんかかっこいい。
「 Aくんは甘いの大好きだね 」
『 うん、だいすき 』
「 僕のフルーツタルト少しあげるね 」
『 ジミンさん神… 』
嬉しくなってジミンさんの手をぎゅうっと握る。
そんな僕を見てジミンさんは大笑い。
なんで笑うの。
僕は嬉しいだけなのに。
『 あ、！』
「 なになに、どうしたの 」
『 いや、美容院のお金！』
大笑いしてるジミンさんを見て思い出した。
僕お金払わないで美容院出てきた。
どうしよう。
あのきらきらのお兄さん今頃怒ってるよね。
「 ああ、待ってる間に僕が払ったよ 」
『 え、？え、待っていくらだった？』
「 ん〜？内緒 」
万引きみたいになってないことには安心した。
安心したんだけど、まさかジミンさんが払ってくれてるなんて。
きっと高いはずなのに。
『 …返すから教えてください 』
「 返さなくていいから 」
ぎゅう、とジミンさんの手を握りしめて目を合わせる。
それなのにジミンさんは楽しそうに笑ってる。
払わなくていい、っていいわけないでしょ！
「 僕が払いたかったから払っただけだよ 」
『 でも、』
「 いいから！お揃いの髪色になったの嬉しいし、プレゼントとでも思って 」
くそ、イケメンめ。
理由になってないのに、そんなこと言って。
『 ……ありがと、』
ああ、もう。
満足そうに笑ってる。
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田中(プロフ) - ヌナさん» 嬉しいです！！！！！まだまだ続くのでぜひこれからもよろしくお願いします！！ (2021年7月2日 7時) (
レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
ヌナ(プロフ) - 凄い面白いです！いっきよみしてしまいました！！更新頑張ってください!!! (2021年7月1日 22時) (レス) id: 0a8f295be4 (このIDを非表示/違反報告)
どこかで食べられようとしてるおかき - よくフラグ無しで何作品もかけますね...すごいっス (2021年6月21日 7時) (レス) id: e2c82d0d3b (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - どこかで食べられようとしてるおかきさん» フラグが立たないようにいつも必死で書いています、、、(白目) (2021年6月20日 23時) (レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
どこかで食べられようとしてるおかき - ピンクの供給過多ｪ....(遺言 (2021年6月20日 20時) (レス) id: e2c82d0d3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田中
| 作成日時：2021年6月8日 0時
