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「 ただいま〜 」
『 あっ、おかえりなさい 』
22時頃、ソファーに座ってテレビを見てたらジミンさんが帰ってきた。
片手にはビニール袋を持っていて、その中にはきっとマカロンが入ってる。
待ちに待ったジミンさんとマカロン。
思ってたよりも早く帰ってきてくれて嬉しい。
「 ふふ、夜ご飯食べた?」
『 うん、コンビニでパン買って食べたよ 』
「 じゃあマカロン食べよっか 」
『 うん!』
ジミンさんは僕の隣に座って袋からマカロンを出した。
いろんないろでカラフルなマカロン。
数えてみたら6個もあった。
「 何食べたい?」
『 えっとね、チョコといちごとバニラ!』
「 あともう1個選んでいいよ 」
『 え、いいの、?』
「 いい子で待てたご褒美 」
『 へへ、』
3つずつ食べようと思ったら、僕4つ食べていいんだって。
すごい嬉しい。
ジミンさん、優しい。
何味にしようかなぁ。
『 ……ジミンさんは何味食べたい、?』
「 う〜ん、ピスタチオとコーヒー食べたい 」
『 じゃあ僕キャラメル!』
「 ふふ、わかった 」
ピスタチオとキャラメルで悩んでたから決められてよかった。
僕コーヒー苦手だから、ジミンさんがコーヒー選んでくれて安心。
「 はい、いちご 」
『 ん、…ぁ、』
「 美味しい?」
『 んふふ、おいしい、』
ジミンさんにいちごのマカロンを食べさせてもらってほっぺがゆるんだ。
めちゃくちゃ美味しい、このマカロン。
絶対高い。
「 あ、コーヒーも美味しい 」
『 ジミンさんコーヒー飲めるの? 』
「 飲めるよ 」
『 うわあ、すごい 』
「 Aくんは飲めないんだ 」
『 うん、苦くて飲めない 』
「 お子様舌だね 」
楽しそうに笑ってまた僕の口にマカロンを入れてくる。
うわ、これはコーヒー味だ。
マカロンは甘いはずなのにコーヒー味だから少し苦い。
というか風味も苦手かも。
「 ふふふ、」
『 ん"〜、ちょこのたべたい、』
「 あはは!はい、どうぞ 」
眉間に皺が寄ってチョコのマカロンを食べさせてもらう。
こっちは美味しい。
僕の好きな味。
お子様舌って言われても言い返せないくらい自覚してる。
選んだマカロンの味も小さい子が好きそうな味だし。
「 幸せそうに食べるね 」
柔らかい表情で見つめられて頭を撫でられた。
なんかすごいどきどきするんだけど。
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田中(プロフ) - ヌナさん» 嬉しいです!!!!!まだまだ続くのでぜひこれからもよろしくお願いします!! (2021年7月2日 7時) (レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
ヌナ(プロフ) - 凄い面白いです!いっきよみしてしまいました!!更新頑張ってください!!! (2021年7月1日 22時) (レス) id: 0a8f295be4 (このIDを非表示/違反報告)
どこかで食べられようとしてるおかき - よくフラグ無しで何作品もかけますね...すごいっス (2021年6月21日 7時) (レス) id: e2c82d0d3b (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - どこかで食べられようとしてるおかきさん» フラグが立たないようにいつも必死で書いています、、、(白目) (2021年6月20日 23時) (レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
どこかで食べられようとしてるおかき - ピンクの供給過多ェ....(遺言 (2021年6月20日 20時) (レス) id: e2c82d0d3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:田中 | 作成日時:2021年6月8日 0時