彼氏大好き症候群

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「 " んふふ〜、Aちゃん見た〜？ " 」

『 ふふ、見たよ 』




あれから2年。

僕は韓国代表のバレーボール選手になった。

高校を卒業して、テヒョンイヒョンと僕が付き合ってることを公表したときは、応援してくれる人がたくさんきて嬉しかった。

悲しいことを言ってくる人もいたけど、全然辛くなかった。




「 " トレンドにAの名前が出てるの見たときびっくりしちゃった " 」

『 僕もびっくりした 』

「 " ね〜、びっくりしたね " 」




僕の名前がトレンドにあがった理由は、きっと僕が韓国代表に選ばれたから。

高校のときから応援してくれてた人がたくさんいたみたい。

いろんな人が書いてくれるツイートを見て嬉しくて泣いちゃったもん。

ひょんに報告しようと思ったらさっき電話かかってきて、今こうやって話してるし、嬉しい。




「 " 俺選ばれたの知ってたけど今日発表だと思わなかったから、" 」

『 内緒ねって言われてたんだもん 』

「 " も〜！" 」

『 んふふ、ごめんね 』




代表に選ばれたときは急いでひょんに報告した。

ひょんのお仕事が休みの日だったから一緒に喜んでくれた。

小さい頃からの夢が叶ったし、強い人たちとバレーボールができることが嬉しかった。




「 " 明日から本格的に練習始まるの？ " 」

『 うん、だからしばらく会えなくなっちゃう 』

「 " あ〜、寂しい！" 」

『 僕も寂しい、』




ひょんもお仕事で忙しいけど、僕はこれから毎日練習だ。

高校のときよりも忙しくなる。

多分今までより会う頻度が減る。




「 " ……公表しよっか " 」

『 え？』

「 " だから、Aが俺の恋人ですって公表したいなって " 」

『 え、！？』




突然なにを言い出したかと思ったら、また四次元発言。

確かに公表したとき僕の名前は言わなかったけどさ。

一般の人って言ってたけどさ！




「 " 良い案だと思うんだけど、" 」

『 僕はいいけどぉ、』

「 " あ、ほんと？じゃあ今から公表しよっか " 」

『 今から！？』

「 " え？早い方が良くない？ " 」




だめだ、僕にはもう止められない。

きっと次はテヒョンイヒョンの名前がトレンドにあがるんだ。

絶対そうだ。




「 " マネヒョンに報告してこようっと " 」

『 っ、ああ、もう！文章できたら僕にもおしえてね！教えてね！ 』

「 " もちろん！" 」




もうだめ、僕緊張してきた。



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