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僕たちは順調に勝ち進んで、最終セットの23対24まできた。
テヒョンイヒョンはやっぱりお仕事が忙しくて初日に来てくれてから、あとは会えてない。
それでも毎日応援のメールが送られてきたから頑張れた。
なのに、今はすごい焦ってる。
フルセットまで持ち込んだのに、あと一点落としたら僕たちは終わり。
タイムアウトを取られて監督さんが話すけど、冷静に聞いてなんていられなかった。
「 …A、大丈夫か 」
『 はい、』
タイムアウトが終わりの笛が鳴ってコートに戻る。
サーブは相手校。
それも1番強いサーブを打つ人。
笛が鳴って、勢いよくボールが飛んできた。
『 っ、！』
綺麗に俺のところまで飛んできたボールをセッターの元まで飛ばす。
しっかり上げれて安心したけど、すぐにボールを呼ぶ。
僕に寄越せ。
僕が決める。
「 っ、A、！」
『 ッ、ふ、…っ、』
綺麗にボールが飛んできて、僕は飛ぶ。
飛んで、スパイクを打った。
だけどボールは僕たちのコートに落ちた。
ブロック、された。
23対25。
試合終了の笛が鳴った。
「 A、整列、」
『 …………うん、』
相手校が喜んでる声が聞こえる。
僕はそれに背中を向けてエンドラインに並んで、笛と同時に挨拶をした。
監督の方を見ると、すっきりした顔をしてた。
だけどチームメイトは泣いていた。
「 よく頑張ったな 」
監督の前に集まって話を聞く。
なんで褒められるんだろう。
僕のせいで負けたのに。
僕があそこで決めてれば勝てたかもしれないのに。
テヒョンイヒョンと、優勝するって約束したのに。
韓国で1番の高校になるって、約束したのに。
だめだった。
『 っ、ごめん、なさい、』
「 Aのせいじゃないよ、！」
「 Aがいたからここまでこれたんだよ 」
悔しくて、申し訳なくて、ぼろぼろ涙が溢れてくる。
僕が悪いから、泣いちゃだめなのに。
チームメイトに慰められて、本当に情けない。
ごめんなさい。
悔しい。
優勝したかった。
このチームで優勝したかったのに。
「 A…！」
チームメイトに抱きしめられながら泣いていると、後ろから大好きな声が聞こえた。
今日、お仕事のはずなのになんでいるの。
「 すみません、ちょっとA借りてもいいですか、？」
「 ど、どうぞ！」
大好きな匂いにぎゅうと抱きしめられた。
ねえテヒョンイヒョン、なんで来てくれたの。
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どこかで食べられようとしてるおかき - 終わっちまった...この偉大な作品が...(新作更新)止まるんじゃねぇぞ…(お疲れ様でした〜 私はもう田中さんに一生ついて行きます!これからも頑張ってください!) (2021年6月7日 7時) (
レス) id: e2c82d0d3b (このIDを非表示/違反報告)
そらた(プロフ) - 田中さ〜〜ん！！！最後はボラヘで締める展開あまあますぎてハッピーな気持ちが爆発しました、、、これからも陰ながら応援してます！ (2021年6月6日 20時) (レス) id: bc55986b97 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し(プロフ) - 完結おめでとうございます！！今回も読んでてとても楽しかったです！ (2021年6月6日 20時) (レス) id: d4b8790329 (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - ぱるむさん» 嬉しいです！！ありがとうございます！！！ (2021年6月2日 7時) (レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - めっちゃ好きです！凄く面白かったです！ (2021年6月2日 1時) (レス) id: fc15dafcd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田中
| 作成日時：2021年5月20日 0時
