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僕がえっち中に寝落ちをした日から何日もたって、今日は大会初日。
あの日からテヒョンイヒョンとは会えてない。
ひょんはいつも通りお仕事が忙しくて、僕は部活で休みの日がなくなった。
でも昨日の夜短い時間だったけど電話できたから、今日は頑張れる。
それに試合見に来てくれるって言ってたから絶対に勝たないと。
「 任せたよ、A 」
『 うん 』
チームメイトに背中をバシッと叩かれてエンドラインに並ぶ。
そういえばひょん、ジョングクさんとジミンさんも連れて行くって言ってたっけ。
もう来てるのかな。
楽しみだな、ひょんに僕がバレーボールをしてるところ見てもらうの。
そんなことを考えてたら試合開始の笛が鳴って、挨拶をしてコートに入る。
「 ……サーブで25点取ってやれ 」
『 何言ってんの、それは無理 』
「 そこは冗談でも、わかったって言ってよ!」
『 へへ、』
この試合の1番初めのサーブは僕。
ボールを貰ってエンドラインの方に行く。
そのとき、ふ、と観客席を見たらサングラスにマスクに真っ黒な服を着た人を3人見つけた。
もうあれ、誰かわかんない方がおかしい。
オーラダダ漏れだよ。
本当にバレちゃダメだからね、テヒョンイヒョン。
それに、ジョングクさんも、ジミンさんも。
でも本当に来てくれてるって分かって嬉しい。
『 …ふぅ、』
観客席に背中を向けて、笛が鳴ったのと同時にボールを投げてジャンプをしてサーブを打つ。
ボールはあっという間に相手のコートの方に行って、床に落ちた。
まずは1点。
どうだひょん、僕かっこいいでしょ。
「 Aちゃ〜ん!!!ナイス!!!! 」
『 っ、!?!? 』
チームメイトとハイタッチをしてたら聞き慣れた声が聞こえてきた。
ああ、ひょんの馬鹿。
会場ちょっとざわついてる。
「 ……知り合い?」
『 まぁ、…………恋人、?』
「 あぁ、あれが 」
「 まぁいいや、もう一本決めてきて 」
チームメイトは少し呆れてるみたいで、でもあんまり気にしてない感じがした。
それに少し安心する。
だって今のでイライラされたら困るからね。
でも試合が終わったらひょんに注意はしておかないと。
「 A〜!!!ファインティン!!!! 」
またサーブを打つためにエンドラインの方に立った。
そしたらまた聞こえてくる大きい声。
ああ、本当に馬鹿。
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どこかで食べられようとしてるおかき - 終わっちまった...この偉大な作品が...(新作更新)止まるんじゃねぇぞ…(お疲れ様でした〜 私はもう田中さんに一生ついて行きます!これからも頑張ってください!) (2021年6月7日 7時) (レス) id: e2c82d0d3b (このIDを非表示/違反報告)
そらた(プロフ) - 田中さ〜〜ん!!!最後はボラヘで締める展開あまあますぎてハッピーな気持ちが爆発しました、、、これからも陰ながら応援してます! (2021年6月6日 20時) (レス) id: bc55986b97 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し(プロフ) - 完結おめでとうございます!!今回も読んでてとても楽しかったです! (2021年6月6日 20時) (レス) id: d4b8790329 (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - ぱるむさん» 嬉しいです!!ありがとうございます!!! (2021年6月2日 7時) (レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - めっちゃ好きです!凄く面白かったです! (2021年6月2日 1時) (レス) id: fc15dafcd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:田中 | 作成日時:2021年5月20日 0時