彼氏大好き症候群

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テヒョンイヒョンのお家について、ジャジャンミョンが来る前にシャワーを浴びた。

やっぱり部活のあとは汗臭いからね。

前が見やすいように上げてた前髪ももうぺしゃんこだ。




『 ひょん〜、かみかわかして、』

「 いいよ、…って、A、服は！？」

『 暑いから着てない 』




タオルを首にかけてぱんつとズボンだけでテヒョンイヒョンのところに行くとびっくりされた。

ひょんの目まんまるだ。

だって、暑いんだもん、しかたないじゃん。




『 僕の体なんて見慣れてるでしょ 』

「 そうだけどぉ、」




垂れた耳が見えるひょんにドライヤーを渡してソファーに座る。

えっちするときなんて下も履いてないのにね。




「 A、俺より身長高いのに、体まで負けてる、」

『 ひょんもむきむきだよ 』

「 最近頑張ってるけど、！」

『 う〜ん、筋肉はひょんのほうがあると思うんだけど、』




ひょんに髪を乾かしてもらいながらお話をする。

確かにひょんより身長は高いけど、1、2cmだし。

ナムジュンさんみたいに高いわけじゃない。

それに、胸筋とか体の筋肉はひょんのほうが絶対あるし。




「 ……これじゃあえっちのとき俺が下だと思われちゃう 」

『 それは思われないと思うけどなぁ 』

「 思われちゃうよ！」

『 そうかな、…僕、ひょんのこと抱いてるの想像できないよ 』

「 俺も想像できないけど！」




髪が乾いてドライヤーが止まった。

髪、さらさらになった。

まぁ、今はそれどころじゃないけど。




「 はい！冷たいのでも乾かしたから体冷えちゃうよ！風邪ひいちゃうよ！」

『 ええ、？』




ぼんっとTシャツを投げられて、しぶしぶ着る。

あ、ひょんの匂いがする。

これひょんの服だ。

てかほら、ひょんの服ちょっと大きいからやっぱり筋肉はひょんのほうがあるよ。

大きめの買ってるだけかもしれないけど。




「 ……学校でも脱いでるとかないよね 」

『 ひょんがキスマークつけるから脱げないよ 』

「 最近つけてないけど！？」

『 うん、それ寂しいからつけて 』

「 う"、」




着替えのときとか脱いじゃうから急いで話を逸らす。

キスマークくらい、高校生だからついてても気にされないし。

初めの方はからかわれたけど、友達だってチームメイトだってついてるし。

普通に脱いで着替えちゃう。

それ言うと絶対ひょんはうるさくなるから内緒。



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