彼氏大好き症候群

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「 Aちゃんまた怪我したの！？」

『 えへ 』




僕がテヒョンイヒョンに素直に気持ちを伝えるようになってから1ヶ月がたった。

ひょんはお仕事を頑張って、僕は学校と部活を頑張って、いつもと変わらない日々を過ごした。

だけどまたやっちゃいました。

前に怪我したところと同じところを怪我しちゃった。

なんか癖ついちゃったみたい。




「 久しぶりに会えたと思ったら！！」

『 ひょんが帰ってくるまでに治ると思って 』

「 おばか〜！！」




実は僕が怪我したのはひょんが海外に行っている間。

海外だし忙しそうだし帰ってくるの遅そうだな〜、なんて思ってひょんに報告しなかったら、しっかりバレた。

だって今日帰ってくるなんて思わないじゃんね。

帰ってくること教えられてなかったし。




「 来月の大会の日休みにしてもらったんだから、ちゃんと治してよ 」

『 え！？』

「 Aが試合に出てくれなかったら、休みもらった意味なくなっちゃうよ、俺 」

『 ひょん見にきてくれるの！？』

「 そう言ってるでしょ！」




どどどどって、心臓が速くなる。

嬉しい。

ひょんが試合見に来てくれる。

来月の大会が僕の最後の大会になるからすごく嬉しい。

次の大会で全部勝ち進んだら韓国1位になれるんだよ。

ひょんも見に来てくれるしいつも以上に頑張らないと。

怪我もはやく治さないと。




『 えへへ、ひょんありがとう、』

「 ジョングガとジミナも連れて行くね 」

『 ちゃんと変装しなきゃだめだからね 』

「 わかってるよ〜 」




嬉しくてぎゅうってひょんに抱きつく。

ひょんも僕もにこにこだ。




『 僕頑張って優勝するからね 』

「 じゃあ全試合見に行かないと 」

『 お仕事はサボっちゃだめだよ 』

「 マネヒョンにスケジュール調節してもらわなきゃ 」




いひってひょんが意地悪な顔をして笑った。

マネージャーさん大変そうだけど、僕のために頑張ってください。

最後の大会はひょんに見に来てほしいから、僕からもお願いします。




『 えへへ、』

「 にこにこAちゃんかわいい 」

『 んふ、』

「 Aがバレーボールしてるところ見れるの今から楽しみ 」




鼻の先にちゅってキスされる。

よし、怪我早く治すぞ！

早く治して早く練習して、いっぱい勝つんだ。

ひょんにかっこいいところ見てもらわなきゃ。



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