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それから、大会の話はまた近くなってから話すことにした。
でも、僕がテヒョンイヒョンの仕事について行くことについてはしばらく言い争った。
だけど結局折れたのは僕。
ひょんがいない日にひとりで待ってるのはやっぱり寂しいし、ひょんと長くいたかったから。
「 いひ、嬉しいな〜 」
『 …みなさんに迷惑かけないようにしなきゃ 』
「 Aはかたすぎ、ジミナもいるんだから大丈夫だよ 」
『 う〜、今から緊張してきた 』
メンバーの皆さんとは話したことあるけど、たくさん話すのはジミンさんくらい。
ひょんと付き合ってる僕が言っていいのかわからないけど、皆さん人気者だし、一般人の僕が関わっていいのかな。
『 …挨拶の練習しておかないと、』
「 なにそれかわいい 」
『 僕これ真剣だから!』
「 みんな優しいから大丈夫だよ 」
『 それは知ってるよ、』
僕、人見知りしちゃうから本当に大変そうだ。
気を遣わせないように、頑張らないとなぁ。
「 じゃあひょんがAちゃんの緊張解すためにココア作ってあげよう 」
『 今から行くわけじゃないのに、?』
「 うん 」
僕をひょいっと抱きかかえてリビングに向かうテヒョンイヒョン。
今日のひょんはさっきから四次元が大爆発してる。
急にびっくりすること言ったり、今緊張解しても意味ないのにこんなこと言ったり。
でもそんなひょんが好きなのは僕だ。
ひょんの四次元なところがなかったら、僕はきっともっと落ち込んでたし緊張してた。
「 Aちゃん、朝ごはんはホットサンドが食べたい 」
『 ふふ、わかった 』
「 やった!俺ココア作るからAはご飯お願い!」
『 最初からそのつもり 』
向かってたのはリビングだけど、降ろされたのはキッチン。
ひょんと朝ごはん食べれるのあんまりないから、美味しいホットサンド作っちゃうぞ。
焼いてくれるのは機械だけど。
『 ハムとチーズでいい?』
「 うん!」
『 あ、僕ココアにマシュマロいれてほしい 』
「 そのつもり!」
『 んふふ、』
いつもココアにマシュマロいれてるの、気づいてくれてたんだ。
なんか、嬉しいな。
僕もひょんのこともっとたくさん知りたいなぁ。
あとでなんか質問してみよう。
『 …パンの耳ラスクにしちゃお 』
「 え、なにそれ美味しそう 」
『 いや、絶対ひょん食べたことあるよ 』
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どこかで食べられようとしてるおかき - 終わっちまった...この偉大な作品が...(新作更新)止まるんじゃねぇぞ…(お疲れ様でした〜 私はもう田中さんに一生ついて行きます!これからも頑張ってください!) (2021年6月7日 7時) (レス) id: e2c82d0d3b (このIDを非表示/違反報告)
そらた(プロフ) - 田中さ〜〜ん!!!最後はボラヘで締める展開あまあますぎてハッピーな気持ちが爆発しました、、、これからも陰ながら応援してます! (2021年6月6日 20時) (レス) id: bc55986b97 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し(プロフ) - 完結おめでとうございます!!今回も読んでてとても楽しかったです! (2021年6月6日 20時) (レス) id: d4b8790329 (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - ぱるむさん» 嬉しいです!!ありがとうございます!!! (2021年6月2日 7時) (レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - めっちゃ好きです!凄く面白かったです! (2021年6月2日 1時) (レス) id: fc15dafcd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:田中 | 作成日時:2021年5月20日 0時