自称日本No. 1実況者の女【TOP4】-2- (ページ33)

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sideレトルト

2時間くらい電車に揺られて、目的地である箱根に到着した

Aは温泉！温泉！ってすごいテンション高くなってて、つられて俺も少しばかりテンションが上がってしまう

とりあえず今すぐに温泉入りたいとAが言うので旅館に行くことになったのだが、まさか箱根でもそれなりに有名な高級旅館に到着するとは思っていなかった

しかも、今日泊まるのは高級旅館の中でも1番高いと思われる個室露天風呂付きの本館とは離れたところにある部屋だった

部屋に着くなり、温泉入ろ！と言ってるから相当疲れを癒したいんだなって思った笑

『レトさん、一緒に温泉行く？』

レト「そうしようかな。」

『あ、ここの旅館、レンタル浴衣あるから選びっこしようよ。』

レト「うん。」

連れられてホテルのフロントに向かい、お互いに浴衣を選びっこした
なんか、恋人みたいなことしてるなと思ったけど、どうせ俺は彼女にとって1実況者くらいにしか思われていないんだろう

レトさんは絶対これが似合うと渡されたのは、少し緑かかった紺色の浴衣だった

俺も日頃の疲れが溜まっていたからか、普通に温泉でゆっくりしていて、気づけば1時間ほどお湯に浸かっていた

Aよりは早く温泉から上がっていたようで、部屋に着いてもそこに彼女はいなかった

ｶﾞﾗｶﾞﾗ___

『あ、レトさん、もうあがってたんだ。』

俺が選んだ白地に緑と黄色のお花があしらわれている浴衣に身を包んだAが部屋に帰ってきた

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