赤い運命.Ⅱ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ4)

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素敵な言葉・you ページ4

そこにはエクラティが冷たい目をして立っていたのだ

m「何するのよ、あなただって思わないの！？あんなちんちくりんに付きまとわれて迷惑だって、！」

ｴｸ「私がいつそんな事を言ったのよ」

m「それに、本当だったらあの子は来れてないのよ！？それなのにあんなボーイフレンド作っちゃって、」

ｴｸ「彼に愛されなかったのはあなた自身の問題だわ、Aが悪い所なんて何もないじゃない」

m「……どうしてあの子を庇うのよ」

そうだよエクラティ、あなたまで悪口の標的になっちゃう、

ｴｸ「……友達を守るのに、理由なんているかしら」

その一言で私の目には涙が溢れてきた

当たり前だけど、当たり前じゃないその言葉は、私にとってはとても温かく素敵なものだった

m「何よそれ、あなたもあの女も変だわ」

ｴｸ「あら、ボーバトンの生徒として真っ当な行動をしただけよ？あなた達みたいに人を悪く言う暇は私には無いの」

m「もう行きましょ、！」

m「そ、そうね、！」

そう言って彼女たちは、行ってしまった

ｴｸ「……A、そこにいるんでしょ、？」

『ぇ、なんで知って、』

ｴｸ「何となくよ」

『えっと、守ってくれてありがとう、嬉しかった、』

ｴｸ「当たり前でしょ、……友達なんだから、」

友達、その言葉を言うエクラティはとても辛そうだった

『エクラティ、ごめんなさい、私あなたの気持ちに気付かないでずっと過ごしてきた、』

ｴｸ「……気付かなくて当然よ、あんな気持ちなんて」

『あんなとか言わないで、！』

ｴｸ「え、？」

『確かに私はエクラティの気持ちには応えられない、でもエクラティが誰を好きになろうと、あんななんて冷たい言葉で私は否定したくないよ、！』

ｴｸ「でも、」

『でもじゃない、エクラティが私に向けてくれた好意は何があっても素敵な気持ちなの、だから、自分で否定しないで』

恋をするのは誰でも素敵なものに変わりない、それがたとえ同性でも年齢が違くても、違う種族だとしても

ｴｸ「……私、Aを好きになれて、幸せだわ」

『ありがとう、……ごめんね、気持ちに応えられなくて』

ｴｸ「平気よ、あなたがその素敵な言葉をくれただけで私は嬉しいの、ありがとう」

エクラティは大きな瞳を潤ませて私の手を握った

ｴｸ「戻りましょ、もう遅い時間よ」

『ぅ、うん、！』