赤い運命.Ⅱ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ2)

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初めての友達・you ページ2

私はただただ頭が真っ白だった

エクラティからの告白、友達としてではなく、恋愛対象としての好きという言葉

今までドラコ以外と恋愛をした事がない私にはハードルがとても高い出来事

ﾄﾞﾗ「A」

『ん、？な、なに、？』

ﾄﾞﾗ「グラスの事気にするのはやめろ」

『え、？』

ﾄﾞﾗ「お前が気にした所であいつの気持ちは報われないだろ、気にするだけ無駄だ」

『でも、』

ﾄﾞﾗ「それにAの事を傷つけた、その事実は僕の中で絶対に消えない、だからそんな奴のことで悩んだり、気分が落ちたりするな」

そうだ、エクラティは私のトラウマを知ってるのに、わざとそれを思い出させた

『…でも、エクラティはボーバトンで初めて出来た友達なの、年齢も違うし、私はあの子みたいに気品もない、でもエクラティは私を見捨てたりしなかった』

ﾄﾞﾗ「だからって、」

『ドラコの言う通り、エクラティの気持ちには応えられないけど、まだ友達でいたいって思うのは、ダメな事なのかな、？』

ずっと友達なんてどうでもよかったけど、ホグワーツで心から信頼出来る友達と好きな人が出来て、私の考え方が変わった

ﾄﾞﾗ「……はぁ、A変わったな」

『え？』

ﾄﾞﾗ「昔はオドオドしてとてもグリフィンドールに選ばれた生徒には見えなかったが、今ではちゃんと自分の事言えるようになってる」

『うん、全部ホグワーツの皆のおかげだよ』

ﾄﾞﾗ「僕のおかげだろ？」

『そうだね笑』

ﾄﾞﾗ「……グラスの所戻るのか？」

『うん、どっちにしろ私はボーバトンの皆の所へ戻らなきゃいけないから』

ﾄﾞﾗ「そうか、じゃあまた明日な」

『うん、おやすみなさい』

ドラコは私のおでこに優しくキスをして、スリザリンの寮へと戻って行った