モルガナイト~桜色の宝石~ (ページ4)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:1,277 hit

4* ページ4

コビーの思わぬ発言に、ヘルメッポを含む周りの海兵達は驚きを隠せなかった

それもそのはず、海軍少将であり海軍1の美少女と言われているAの部屋は誰1人場所すら知らないのだ

ﾍﾙ「コビーお前！A少将の部屋まで行ったのか！？」

ｺ「ぅ、うん！夜中に1人で歩かせちゃ危ないと思って...」

ﾍﾙ「海軍本部で危ねぇ事が起きてたまるかってんだ！我らが姫の部屋まで行くなんてよぉ、ずりぃぞコビー！！」

ｺ「海軍本部だからって女性を1人にはさせられないよ！ヘルメッポさんだってそうでしょ？」

ﾍﾙ「それがA少将なら話は別だろーが！」

そんな2人の会話を聞いてAはケラケラと笑っていた

『君達面白いね！...ヘルメッポだっけ？君も頑張ればコビーくんのようにいい海兵になれるだろうね』

ﾍﾙ「何で俺だけ呼び捨て...？」

『...コビーくんの様な将来海軍大将になるかもしれない相手を、呼び捨てには出来ないからね♪』

ｺ「僕が、海軍大将、？」

『あれ？もしかして元帥とか目指してた？』

ｺ「そ、そんな！僕はまだまだ未熟でA少将の足元にも及ばないのに、そんなお言葉貰っていいんですか、？」

『うん、きっとなれるもん、モルガナイトのような男の子たからね、コビーくんは！』

海軍少将からの"海軍大将になる相手"という期待が、コビーにとってはとても光栄な事だった

雑用から始めた海軍で、まさか自分がそんな風に言われるなんて思ってもみなかった

コビーの瞳にはうっすら涙が浮かび上がっていた

ｶﾞｰ「そんじゃお前達、船を出港させるぞ～」

Aの登場とコビーの思わぬ発言で船の中は一段と盛り上がり、目的地までの道のりはあっという間だった

ｺ「ガープ中将、着きましたよ！起きてください！」

コビーの声掛けは爆睡中のカープ中将には届かない

『いつもこんな感じなの？』

ｺ「そうですね、ガープ中将を起こすのは僕達下っ端の役目というか、仕事というか...笑」

『ガープさーん、起きてくださーい』

Aはガープ中将の頭をペシペシ叩いた

ｺ「ちょ、A少将、！？」

『こーでもしないと起きないでしょ？この人』

ｺ「そ、それはそうかもしれませんが、！！！！」

『...全然起きないなぁ、ほっとくか』

ｺ「ぇぇぇぇ、！？ほっとくぅぅぅ、！？」

Aは再びケラケラと笑った