No.10 どちら様ですか ページ10
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この状況で緑谷が飛び出してくることは、Aにとって予想外だった。
オールマイトの声が聞こえてた瞬間 無意識にAは爆豪と緑谷の手を握ったことだけは、覚えていた。
この後オールマイトの風圧によって散ったベトベトはヒーローらに回収され、無事警察に引き取られた。
無論 Aと緑谷はヒーロー達に怒られた。
Aの場合は無断での“個性”使用。緑谷の場合は“無個性”にも関わらず飛び出してしまったことだ。
「君たちが危険を冒す必要は全くなかったんだ！！」
「……ごめんなさい」
「すみません……」
逆に爆豪は賞賛されていた。
でも腑に落ちない顔していた彼をAは見つめていた。
「君のおかげで彼は無事だ」
Aはさっき自分が救けた男性の容態が気になった。
見かねた警察官の男性が答えてくれた。
彼女が安堵していると彼は続けた。
「もし遅れていれば彼は助からなかった、本当にありがとう」
「いえ……自分が出来ることをしただけです」
「親御さんも心配しているだろう、今日はもう帰りなさい」
「はい。失礼します」
律儀にお辞儀をしたAの背中を刑事見つめた。
(良い目をしていた、でもそれとは何か違う……まるで
「考えすぎかな」
Aが割れた卵達を見てしょんぼりしていると
「A！」
後ろを振り向くと眉を歪ませる爆豪が立っていた。
「かっちゃん」
「てめェなんて居なくったって！ 俺は一人でできたんだ！」
「うん、分かってる」
「あ”！？」
「……でももし、またこんな事があったら━━━━おれはかっちゃんを救けるよ」
「っ〜〜〜クソが！！」
(タフネス…)
(自分すら守れない奴がお前を守れるかよ…！！)
Aの受け答えに気に入らなかったのか、彼は去ってしまった。
一緒に帰ろうと思っていたが、放って置いた方がいいとAは確信した。
(おれも帰らないと……)
そうAが考えながら角を曲がると誰かにぶつかった。
(オールマイト……？)
でも次の瞬間別の人に変わった。
目の前の彼と目が合う。
(この目は────)
後ろにいる緑谷と目の前にいる彼は冷や汗をかいている。
「血、出てますよ……？」
Aは未だ吐血している彼にタオルを渡した。
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衣深汰(プロフ) - meさん» 散々悩んでこれにしました、いきなり題名を変えてしまって申し訳ないです…！ (2017年11月11日 0時) (
レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
me - だだだ題名が……っ (2017年11月6日 21時) (レス) id: 70174e0321 (このIDを非表示/違反報告)
衣深汰(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おおっ！これは何かの縁…！ですな！面白いだなんて…嬉しいです！！頑張ります！ (2017年10月12日 20時) (レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 誕生日が私と同じ…、初めて見ました！面白い作品です！頑張って下さい！ (2017年10月5日 14時) (レス) id: 3399c25298 (このIDを非表示/違反報告)
衣深汰(プロフ) - 水の犬。さん» まだ話の筋書きはちょこっとしか出来ていませんが楽しんでもらえて嬉しいです！心配まで…ありがとうございます！！ (2017年7月13日 0時) (レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衣深汰 | 作成日時：2017年7月8日 11時
