No.41 混乱 ページ44
「な……緑谷！！？」
オールマイトに
「オールマイトから 離れろ」
Aは緑谷が飛び出すことを想定し、黒いモヤに向かって無数の光の粒子をぶつける。
ワープから手が出てきた時 その手は緑谷に掴むことなく撃たれた。
銃弾が飛んできたのだ。
その銃弾に見覚えがあるのかオールマイトが叫ぶ。
「来たか！！」
「ごめんよ皆 遅くなったね。すぐ動ける者をかき集めて来た
1−A クラス委員長 飯田天哉！！ ただいま戻りました！！！」
入口には飯田とプロヒーローたちが立っていた。
Aは緑谷が倒れ込む寸前を支えた。
「今度は殺すぞ。平和の象徴 オールマイト」
憎しみが込められた低い声。
大きな手で顔がほぼ見えなかったがAはその青年の紅い目と目が合った
「！ おまえ━━━」
彼が何かを呟いたがワープと共に撤退してしまった。
暫く呆然とするAは緑谷の声で我に返る。
「……………何も出来なかった……」
足の痛みに絶えながら悔しがる緑谷にオールマイトが言った。
「そんなことはないさ。あの数秒がなければ、私はやられていた…！
「………無事で…良かったです…！」
「光院少女もありがとう」
Aは首を横に振る
謙遜する彼女にオールマイトは相変わらず律儀だと感じた。
とあるバーで黒いワープから出てきたのはたくさんの手がついた青年だった。
両腕両脚を撃たれた彼は起き上がることもなく、呟いた
「完敗だ……脳無もやられた。手下共は瞬殺だ……子どもも強かった。平和の象徴は健在だった……！
話が違うぞ先生……」
『違わないよ』
誰もいないバーのテーブル。
その上に置いてある液晶テレビから無機質な声が響く。
倒れたまま青年と先生と呼ばれる者は話し続けた。
「……」
「死柄木、どうしました？」
さっきまで気分が悪かった彼が急に大人しくなった。
不審に思った黒いモヤ、黒霧は彼に問うと口を開いた。
「なぁ、黒霧。お前に攻撃仕掛けてきた女、黄色い目だったよな」
「ええ、それがどうかしましたか？」
「……いや」
『……』
少し動揺している死柄木を液晶テレビから眺める者は静かに見つめた。
続く
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衣深汰(プロフ) - meさん» 散々悩んでこれにしました、いきなり題名を変えてしまって申し訳ないです…！ (2017年11月11日 0時) (
レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
me - だだだ題名が……っ (2017年11月6日 21時) (レス) id: 70174e0321 (このIDを非表示/違反報告)
衣深汰(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おおっ！これは何かの縁…！ですな！面白いだなんて…嬉しいです！！頑張ります！ (2017年10月12日 20時) (レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 誕生日が私と同じ…、初めて見ました！面白い作品です！頑張って下さい！ (2017年10月5日 14時) (レス) id: 3399c25298 (このIDを非表示/違反報告)
衣深汰(プロフ) - 水の犬。さん» まだ話の筋書きはちょこっとしか出来ていませんが楽しんでもらえて嬉しいです！心配まで…ありがとうございます！！ (2017年7月13日 0時) (レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衣深汰 | 作成日時：2017年7月8日 11時
