No.36 人命救助訓練 ページ38
水曜日 PM 0:50
「今日のヒーロー基礎学だが……。俺とオールマイト、そしてもう一人の３人体制で見ることになった」
「ハーイ！ なにするんですか！？」
「災害水難 なんでもござれ
相澤が持つ〈RESCUE〉のプレートを見たAは拳に力が入った。
今回コスチュームの着用は各自の判断になった
理由は活動を限定するコスチュームもあるためである。
訓練場は学校から少し離れた場所にある為 バスに乗るらしい。
いつも通りAは八百万と共に女子更衣室でコスチュームに着替え、バスに向かった。
「バスの席順でスムーズにいくよう番号順に二列で並ぼう」
飯田が笛を鳴らしながら先導する。
Aは他の人と比べて早くに来ていた為 後ろの方に座った。
主に轟が先に座っていたが座っても良いか訊ねると、承知してくれた。
「こういうタイプだったくそう！！！」
「イミなかったなー」
前方から席順が向き合う形の席の造りで、意味がなく悔しがる飯田と宥める芦戸の声が聞こえた。
Aが本を読み始めると、眠ってしまったのか轟がバスの弾みで左肩に寄りかかる。
彼女は気にせず本を読みはじめた。
「派手で強えっつったらやっぱ轟と爆豪だな」
「ケッ」
「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気でなさそ」
「んだとコラ出すわ！！」
騒ぐ爆豪の隣に座る耳郎にAはかっちゃんがすまない、と耳打ちすると彼女は苦笑いした。
「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されるってすげぇよ」
「てめぇのボキャブラリーは何だコラ殺すぞ！！」
緑谷は自分の幼馴染がイジられている光景に震えた。
「でもよー、光院の“個性”も強ぇえと思うぜ！」
「治癒能力もあるし、なんと言っても身体能力！ 把握テストの時すっごいビックリしたー！」
「光院ちゃんなら人気が出そうね」
突然話題がAになり、本人は表情に出さないよう少し照れていた。
その様子を知っているのは狸寝入りした轟だけである。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
衣深汰(プロフ) - meさん» 散々悩んでこれにしました、いきなり題名を変えてしまって申し訳ないです…！ (2017年11月11日 0時) (
レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
me - だだだ題名が……っ (2017年11月6日 21時) (レス) id: 70174e0321 (このIDを非表示/違反報告)
衣深汰(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おおっ！これは何かの縁…！ですな！面白いだなんて…嬉しいです！！頑張ります！ (2017年10月12日 20時) (レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 誕生日が私と同じ…、初めて見ました！面白い作品です！頑張って下さい！ (2017年10月5日 14時) (レス) id: 3399c25298 (このIDを非表示/違反報告)
衣深汰(プロフ) - 水の犬。さん» まだ話の筋書きはちょこっとしか出来ていませんが楽しんでもらえて嬉しいです！心配まで…ありがとうございます！！ (2017年7月13日 0時) (レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：衣深汰 | 作成日時：2017年7月8日 11時
