No.16 マフラーと元気づけ ページ16
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今日は緑谷少年の持久力と体力を鍛える為の走り込みをしていた。
私は自前のセグウェイで走る。
ズサッ。
後ろを走っていた緑谷少年が倒れ込んだ。
「ヘイヘイどうした！？ あと3ヶ月だぞー！！全っ然間に合わないぞ！？
やめるか！？ 今日はゆっくり休んじゃうか！？」
おっと、また血が…光院少女に叱られてしまうな…
だが私の煽りに何も答えない彼。
いつもなら何かしらすぐ反応するハズだが…
「………」
「…………………！！」
彼は息切れし、手が痙攣していた。
明らかなオーバーワークだった。
「「目指せ合格アメリカンドリームプラン｣は入試に間に合うように君の体力を鑑みて調整したハズなんだが…
君、プラン守ってないだろ」
「……！」
「やりすぎは逆効果だぞ！！ 合格したくないのか！？」
「…………！！！」
薄々気づいていた、彼がそんな性格だと言うことも。
仕方ない、少し休憩を────
「したいですよ……でも入るだけじゃダメなんだ……！！
他の人より何倍も頑張らないとダメなんだ！ きっと追いつけない………！！
あなたみたいな、最高のヒーローに」
ゾワッ。
『彼が見据えてるのは遥か先だ』
脳裏に響いたのは一人の少女の言葉だった。
入試当日 朝６時
まさか授与式でオールマイトの髪の毛を食べることになるとは思っていなかった。
DNAを取り込められれば良いらしい。
思ってたのと違くて驚いたけど！！
食べた時なんの変化も感じられなかったけどオールマイト曰く＿＿2、3時間経てば実感が湧くらしい。
早く帰ってシャワー浴びてご飯食べて…それから────
(あれ…？)
ポストの中に包みが入っていた。
(…僕宛て…？)
開けると中には緑色のマフラーとカードが入っていた。
カードを取り出し、恐る恐る見ると誰からだったのか、字を見てすぐに分かった。
“頑張れ 出久”
ずるい…ずるいよ…！ いつも君は…！！
少し素っ気ない、でも彼女の優しさを感じて頬が緩むのが分かった。
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衣深汰(プロフ) - meさん» 散々悩んでこれにしました、いきなり題名を変えてしまって申し訳ないです…！ (2017年11月11日 0時) (
レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
me - だだだ題名が……っ (2017年11月6日 21時) (レス) id: 70174e0321 (このIDを非表示/違反報告)
衣深汰(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おおっ！これは何かの縁…！ですな！面白いだなんて…嬉しいです！！頑張ります！ (2017年10月12日 20時) (レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 誕生日が私と同じ…、初めて見ました！面白い作品です！頑張って下さい！ (2017年10月5日 14時) (レス) id: 3399c25298 (このIDを非表示/違反報告)
衣深汰(プロフ) - 水の犬。さん» まだ話の筋書きはちょこっとしか出来ていませんが楽しんでもらえて嬉しいです！心配まで…ありがとうございます！！ (2017年7月13日 0時) (レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衣深汰 | 作成日時：2017年7月8日 11時
