No.12 誰よりも ページ12
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「君なら私の“力”を受け継ぐに値する！！」
「へ？」
「何て顔してるんだ！？ 提案だよ！！ 本番はここからさ、いいかい少年……
私の“力”を君が受け取ってみないかという話さ！！」
(吐血してる……)
Aは呆れ、緑谷はあっけらかんとした。
「私の“個性”の話だ、少年
写真週刊誌には幾度も“怪力”だの“ブースト”だの書かれ、インタビューでは常に爆笑ジョークで茶を濁してきた
“平和の象徴”オールマイトはナチュラルボーンヒーローでなければならないからね
私の“個性”は聖火の如く引き継がれてきたものなんだ」
「引き、継がれてきた…もの！？」
「そう、そして次は君の番だということさ」
「ちょっ…！ ちょっ待っ…待って下さい！
オールマイトの“個性”は確かに世界七不思議の一つとして喧々囂々と議論されてきましたよ…
ネットじゃ見かけない日なんてないくらいに、でも…あの…“個性”を引き継ぐって…ぶつぶつ」
「いーちゃん、一旦聞きなよ」
話が長くなりそうな緑谷をAは静止させる。
「君はとりあえず否定から入るな！！ ナンセンス！！」
「ナ…」
「私は隠し事は多いが嘘はつかん！
冠された名は ワン・フォー・オール 」
「ワン・フォー…オール…」
「一人が力を培い、その力を一人へ渡し、また培い次へ… そうして救いの求める声と義勇の心が紡いできた力の結晶！！！」
「そんな大層なもの何で… なんで僕にそこまで｣
「元々後継は探していたのだ…そして君なら渡しても良いと思ったのさ！！
“無個性”で只のヒーロー好きな君は
彼の言葉が心に響いたのか、緑谷は目に涙を溜めた。
彼はもう涙腺が緩いどころじゃないな、とAは見つめてながら言った。
「うん。おれもそう、思う」
「！ Aちゃん…！」
「少女もこう言ってる！ まァしかし君次第だけどさ！
どうする？」
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衣深汰(プロフ) - meさん» 散々悩んでこれにしました、いきなり題名を変えてしまって申し訳ないです…！ (2017年11月11日 0時) (
レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
me - だだだ題名が……っ (2017年11月6日 21時) (レス) id: 70174e0321 (このIDを非表示/違反報告)
衣深汰(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おおっ！これは何かの縁…！ですな！面白いだなんて…嬉しいです！！頑張ります！ (2017年10月12日 20時) (レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 誕生日が私と同じ…、初めて見ました！面白い作品です！頑張って下さい！ (2017年10月5日 14時) (レス) id: 3399c25298 (このIDを非表示/違反報告)
衣深汰(プロフ) - 水の犬。さん» まだ話の筋書きはちょこっとしか出来ていませんが楽しんでもらえて嬉しいです！心配まで…ありがとうございます！！ (2017年7月13日 0時) (レス) id: 51088f03f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衣深汰 | 作成日時：2017年7月8日 11時
