【HQ】また人生１からですか、イミわからない。part2

勧誘。 ページ6

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「お願い！女子バレー部に入ってほしい！！」

貴「え、エット…？」





オレただ自動販売機でミルクチョコ買いに来ただけなんだケド…？

目の前にはセンパイ…？らしき人がオレに頭を下げている。

待って待って、スゴい罪悪感…オレ年上をイジる趣味じゃない、しかもカワイイ子なんて特に←







貴「あ、あの…お名前は…？」


「あ、いきなりごめんね！私3年の道宮結！女バレの主将…やってるんだ！」


貴「道宮センパイ…なんでオレを…？」







なんで道宮センパイがオレを知ってるんだろう…？それに…バレーしてるトコとか部活の時…しかしてない。
…それに体育館は女子と男子で場所違う。







道「澤村がね、 「新しいマネージャーがバレー上手い！」 って嬉しそうに言っててさ！
実はこっそり昨日の3対3見てたんだ」


貴「そ、そうっスか…(全然気づかなかった…)」


道「それにこれからIH(インターハイ)があるし…八乙女さんが居てくれれば心強いって言うか…なんて言うか！」


貴「(心強い…か。)」


道「お願い！！この通り！！」


貴「…オレが居れば強い、ですか？」


道「え！？」






ヤベェ、変なコト言っちゃったかな…でもなんかなァ…






貴「オレが居れば強い…それは違います。それにセンパイには３年間、共に戦った仲間が居る…なら、全力で仲間と戦ってください」


道「！」


貴「それにオレは強くありません…バレーは『繋ぐ』コトが大切な競技。１人でなんて繋げません。」






影山じゃないケド…1人が強いんじゃなくて6人で強い方が強いに決まってる。







道「…」


貴「スンマセン、後輩なんかのオレが…」


道「ううん！！なんか…八乙女さんに言われて分かった気がする！」







センパイの顔を見たら何かを吹っ切れたような清々しい顔をしていた。







貴「…その」

道「？」

貴「バ、バレー部には入れません…ケド、サポート…とかなら…」

道「！」

貴「朝練とか…時間空いてる時ならオレ…駆けつけます、から…」






うえぇ…最後メッチャ小声になった…
でもサポートぐらいなら…と言うかオレは前世男だったから…教え方とかダイジョブかな…ヤバい、心配になってきた…








道「よろしくね！」

貴「！ こちらこそよろしくお願いします」








そんな不安な気持ちも道宮センパイの笑みで全て吹き飛んだケドね…カワイイ子はやっぱイイ…

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